レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「シン・ウルトラマン」楽しいリブート作品、ノスタルジック映画と言ったら怒られるかな…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画はあの「シン・ウルトラマン」(2022)です。

この作品、コロナ禍で公開延期になり、ようやく公開されました。又、その題名もある年代以上の方にはノスタルジックに響くでしょう。公開された映画は、私が思っていたような作品ではありませんでしたが、約2時間楽しませてくれました。

「シン・ゴジラ」でもやたら行政組織の怪獣対応ぶりをリアルに描いていたように、そうこの作品も、TV「ウルトラマン」で活躍する"科特隊"が「禍特対」になって防災省の下部組織になっているのが笑えますが。

特に冒頭、「ウルトラQ」を模倣したファーストシーンはなかなか面白くて、あんな感じで全体を覆ってくれたらと思いましたが、それはそれとして、私は前述したように結構楽しませてもらいました。

新人の浅見隊員(長澤まさみ)が配属された時、先輩の船縁隊員(早見あかり)が言うセリフが「霞が関の独立愚連隊へようこそ!」、喜八ファンでしたね、うーん美しいです。

滝隊員のデスクの後ろには「マイティ・ジャック」のMJ号が、うーんこれも美しいです。とこんな感じで好きな人には堪らないおもちゃ箱の様で…

気に入らないところを上げると怪獣ネロンガ攻撃時に米軍B-2爆撃機を使用しているシーン、回転型爆弾層まで丁寧に仕上げて見事ですが、「シン・ゴジラ」もそうでしたが、ラスト米軍の無人機を利用してゴジラを「ヤシオリ」作戦で凍結するシーン、何か主権国家でないような描き方で…

続編を製作されるのなら、出来れば「禍特対」を「科特隊」に格上げして科特隊日本支部、ユニフォーム、ジェットビートル、特殊潜航艇S号等をこの時代に合わせて欲しいと思います。又、エンドロールにオリジナルデザイン成田亨氏の名前が上げられていました。これも本当に美しいと思います。                                                  八点鍾

 

ja.wikipedia.org

shin-ultraman.jp

           以下は成田亨氏のコンセプトアート

www.curatorstv.com