レタントンローヤル館

主に映画のお話

「トリプル9 裏切りのコード」米国の病巣に鋭く切り込んだ力作…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「トリプル9 裏切りのコード」(2016)です。

映画は、重武装強盗団がある銀行に侵入、貸金庫からあるブツを強奪するところから始まります。依頼主はユダヤ系ロシアマフィアの女ボス、イリーナ(ケイト・ウインスレット)で夫が政府に拘束されている為それを政府に渡して夫を解放しようとしたのだが、仲間の一人が金に執着した為、失敗してしまう。リーダーのマイケルは、息子をイリーナに握られている為、次の作戦、今度は国土安全保障省にあるブツを強奪するように言われ悩むが、「トリプル9」という警察の緊急コード、警察官が撃たれた時の暗号ですべての警官はその現場に駆け付けると言うもので、それを使おうと考える。重大犯罪課のアレン(ウディ・ハレンソン)は警察内の妙な動きを感じて内偵を始めるのだが…

舞台はアトランタ、このブログでも紹介しましたが「シャーキーズマシーン」と言う作品がありました。バート・レイノルズ主演の良く出来たポリスアクション映画でした。この作品は、同じポリスアクションですがその治安組織、アトランタ警察を描いていますが、もう何と言いましょうか末期症状をていしている様な感じで、日本と米国は違いますが、どうなんでしょうか? 警官が強盗をしたり、ユダヤ系ロシアマフィアに機密情報を売ったり、それらをとても生々しくリアルに描いています。そうですね、味わいとしては、あの「ブルータル・ジャスティス」に近いものがあります。

その昔、フリードキン監督「L.A.大捜査線/狼たちの街」を見た時も驚きましたが、この作品も前述したように驚愕以外何もありません。米国では、警察と言う治安機関に、軍人、民間軍事会社出身が多く、又そういう人達で素行の悪い人達が犯罪グループを形成するよう様に描いています。だから、行動パターンが軍人そのもので、互いにカバーしながら銃撃するので、街はもう戦場と化して…

監督は「欲望のバージニア」のジョン・ヒルコート、腕を上げています。又ロシア・マフィアの女ボスを演じたケイト・ウイスレット、とても上手い、というよりとても怖い、こういう役もできるのですね。個人的には、エマ・トンプソンもこういう役やって見て欲しいですけど。

こういう映画がお好きな方、見て下さい。期待を裏切らないと思います。但し、この作品は観客を選びますので。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。        八点鍾

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