レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「私に出会うまでの1600キロ」人生をやり直す為、PCTを歩き続ける女性の映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「私に出会うまでの1600キロ」(2014)です。

映画は、母の死後、薬物、セックスに溺れ、やがて離婚。人生をやり直す意志の力を確認する為、メキシコ国境からオレゴン州迄の長距離自然歩道であるPCT(パシフィック・クレスト・トライアル)を踏破する為にシェリル(リース・ウィザースプーン)は、延々とその道のり1600キロを歩き続ける。多くが男性のスルーハイカーだが、たまに彼女と同じように過去に問題を抱えた女性のスルーハイカーがいる。トレッキング中に過去の出来事が回想され、辛い人生に決別し始めるシェリル。やがてオレゴン州コロンビア川にかかる神の橋に辿り着く…

女性映画です、加えて人生映画です。えっ、このブログには馴染まないと言わないで下さい。良い映画なのでご紹介したいと思います。そりゃ、私も迷いましたよ。主演がリース・ウィザースプーンなので、あのコメディ「キューティ・ブロンド」イメージが強いので…

でも、今回はとてもシリアスな演技で、素晴らしいと思います。先入観にとらわれなく、特に女性の方はこの映画を見て頂ければ、何がしか得る物があると私は思います。そういう意味でとても良い映画だと思います。雄大な大自然である雪山、岩山、広大な砂漠の中、贖罪と共に人生の再生を図るシェリルの姿に観客は目頭が熱くなると思います。

最後に、この監督ジャン=マルク・ヴァレですが、2021年12月で亡くなっています。とても良い監督なだけに残念です。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鍾

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