レタントンローヤル館

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「オンリー・ゴッド」レフン監督の次作はバンコクでノワールスリラーですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「オンリー・ゴッド」(2013)です。

この作品は、あの「ドライブ」で注目されたニコラス・ウィンディング・レフン監督のバンコクを舞台にしたハードなノワールスリラーです。このブログで紹介した「ネオン・デーモン」の前作になります。

映画は、バンコクでエムタイジムを経営しているジュリアン(ライアン・ゴスリング)は裏稼業として麻薬を扱う商売を行っていた。ある時兄ビリーが未成年の娼婦を惨殺し、チャンと呼ばれる元警察官のもとその父親によってビリーは殺されてしまう。

ジュリアンの母クリスタル(クリスティン・スコット・トーマス)が米国から飛んできて、ジュリアンにチャンの抹殺を命じるのだが…

多分、私が思うにレフン監督が好きなように演出できた作品ではないでしょうか。冒頭の赤を多用したエムタイシーン、ナイトクラブのシーンとても気合が入っています。横移動の撮影も決まっておりますが、やはりこの作品も観客を選ぶ作品です。特に残虐描写、但しかなり抑制的に撮ってはいますが。

登場人物の演技は全体に落ち着いた静かなものですが、クリスタルを演じたクリスティン・スコット・トーマスだけが違い、とても素晴らしくてこんな彼女見たことがありません。うーん、美しいです。

私は、あの「ドライブ」より面白いと思いますが、ラストにもう一つアクションが欲しいと思います。多分、多くの観客は肩透かしを食うことでしょう。監督自身は、想像力を掻きたてるラストシーンだと思っているのでしょう。

レフン監督が描くバンコク、仕事で何度も言ったことありますが、こんなに魅力的でもないし綺麗でもありませんが、とても素晴らしく描写されています。この映画、あなたの感性にピタッと嵌まると、何度も鑑賞したい作品になるでしょう。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。             八点鍾

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