レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ドライブ」レフン監督の一番バランスがとれたノワールスリラーですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ドライブ」(2011)です。

多分、レフン監督のキャリアとしてこの作品が一番成功していると思います。内容的には「ベイビー・ドライバー」とか「ザ・ドライバー」と同じゲッタウェイドライバーを主人公にしたカーアクション映画です。彼の作品では、個人的に「オンリーコッド」を推したいのですが、若干バランスがとれていないので…

又、ハリウッド製ノワールスリラーとしてガンファイトではなく、殺陣と言うかブレイドファイトがメインになっているのが興味深いと思います。デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督の面目躍如というところなのでしょう。

映画は、昼は修理工場で働き時々スタントマンとして車を操るが、夜はゲッタウェイドライバーとして裏稼業を持つ"男"(ライアン・ゴズリング)は、隣の部屋に住むアイリーン(キャリー・マリガン)と親しくなる。刑務所にいた彼女の夫、スタンダードは、刑務所で借金をこしらえて居たので、娑婆に出てから組織から恫喝されていた。仕方なく彼は場末の質屋のタタキの仕事を受け、"男"が手助けの為、ゲッタウェイドライバーとして参加するのだがスタンダードは撃ち殺され、逃げた"男"と仲間ブランチに殺し屋達が迫って来るのだった…

寡黙でタフな"男"を演じたライアン・ゴズリングがとても良い、仲間ブランチを演じたクリスティーナ・ヘンドリックも中々いい味出していて、おまけにあのロン・パールマンが本当のワルとして控えて居るので、こういう映画たまりません。本当に、美しいです。但し、少しばかり血糊が多いのが玉に瑕ですが。

そして、キャリー・マリガンとの淡い恋心も悪くありませんね。少し、甘すぎるかな。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。                                           八点鍾

 

追記、ゴズリングはシボレー・インパラ、フォード・ムスタングをとても上手く操っています。美しいです。

 

www.youtube.com

www.youtube.com




wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com