レタントンローヤル館

主に映画のお話

「ストーリー・オブ・マイ・ワイフ」女優レア・セドゥの新作映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ストーリー・オブ・マイ・ワイフ」(2021)です。

ハンガリーの新鋭女性監督イルディコー・エニェディのラブロマンス映画です。上映時間が三時間弱と言う大作で、あのレア・セドゥ、オランダ人男優ハイス・ナバーが共演します。

映画は、貨物船船長ヤコブ(ハイス・ナバー)は友人とカフェに入る時、賭けをする。次に入って来た女性と結婚をすると。入って来た女性はリジー(レア・セドゥ)に結婚を申し込み、彼女は快く受け入れ二人の新婚生活が始まるが、やがて彼女の友人デダンが現れ始めると二人の仲は段々おかしくなって行き…

いや、この女性監督のラブロマンス映画、加えて三時間弱の長尺物ってある意味、拷問に近いですね。但し、誤解を招く恐れがありますから付け加えますが、映画は真摯に纏められています。或る意味良く出来ていますが、私と感性があいません。

女性監督ってレニー・リーフェンシュタールから始まり、アニエス・ヴァルダ、ジェーン・カンピオン、キャサリン・ビグロー等色々と頑張っていますが、どちらかと言えばハリウッド系の女性監督とは感性は合います。でも、この方はちょっと…

何というか描写に厚みがないと言うか、見ていて飽きてしまいます。これなら、デビッド・リーン監督「ライアンの娘」をもう一度見た方が良かったなと。あの不倫描写も良いですが、例えば、冒頭の風に舞うパラソル、兵舎の発電機が動き出す音、あの物凄い嵐の描写、ドイツ軍から送られた武器類を村人全員で拾い集めるシーン等こういうシーンがあるので映画に厚みが増すのですが…

この作品で言えば、例えばヤコブ船長は貨物船船長ですが、航海中の描写が少なくて有ってもありきたりの描写ばかりで、実際、操艦、機関室、貨物の荷下ろし等色々ありますよね。ラブロマンス映画だから、そんなものは必要ないと言えばそれまでですが…

そういうのを期待したいのであれば、まずまずのラブロマンス映画に仕上がっています。主演の二人はなかなか良いと思います。特にハイス・ナバーはとても良いと思います。先ずは、ハリウッドで悪役からでしょう。

ということで辛口のご紹介になってしまいましたが、この作品二時間程度に纏められていたら、又BD版を自宅で鑑賞すると言う事であれば、結構好きな一本になると思います。理由は主演の二人がなかなかイカスので。         八点鍾

 

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