レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「渇きと偽り」エリック・バナがなかなか渋いサスペンススリラー…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「渇きと偽り」(2020)です。

オーストラリアの新鋭監督ロバート・コリノーによるサスペンススリラーです。主演は「ブラックホーク・ダウン」「ハルク」「きみがぼくを見つけた日」のエリック・バナです。最近見ていないのでどうしたのかなと思いきや、古巣オーストラリアで活躍していたのですね。

映画は、メルボルン連邦警察官アーロン(エリック・バナ)は、旧友ルークが家族を殺して自殺したと聞いたので、気が進まないが葬式に参列するのだった。その昔、アーロンの恋人エリーが池で溺れて死亡して、その容疑をかけられて町を出た苦い過去があったからだった。葬儀を終えて、帰ろうとすると殺された妻の両親から呼び止められ、本当に一家心中なのか調べて欲しいと依頼されるのだった…

この映画、サスペンススリラーですがどちらかと言えば、過去の恋人エリーの溺死に絡む人間ドラマを追っており、そういう意味では前半少し退屈ですが、後半殺された妻が小学校で働いており、その残された証拠のレシートに書かれた"グラント"という名前が登場する辺りからサスペンスが盛り上がり始め、その辺りからがぜん良くなります。

最後に、恋人エリーの溺死の真相も判明して…

ロバート・コリノー監督の映画は初めてですが、とてもうまく纏めています。そして、エリック・バナが渋くて、とてもいい味出しています。雨も余り降らない、オーストラリアの渇いた褐色の大地が印象的な映画になっています。     八点鍾

 

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