レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」金融リテラシーを磨くのならこの映画でしょう、明るくえげつなく金儲け…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013)です。

名匠マーティン・スコセッシの力作と言っていいでしょう。こういう映画を見ると色々な意味で覚醒させられます。いや、勉強になりますね。少しばかりベルトから下の描写が多いのが気になりますが、ウォールストリートってとんでもないところだと。

映画は、ジョーダン・ベルフォードの回顧録を映画化したもので、大学を出てウォール街の投資銀行LFロスチャイルドに入社して、株式仲買人の資格を取るが「ブラックマンデー」に見舞われ会社は倒産。ジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)は、ペニー株(屑株)の仕事を見つけて、その巧みなセールストークで大金を儲け、会社を起ち上げる。

そして、富裕層相手に商売する為、社名ストラットン・オークモント社と変えて、証券詐欺、IPOインサイダーで金をえげつなく稼ぎ始める。やがて生活が荒れ、又どこからともなく国の監視の目が彼に…

この映画、笑えます。又、とことん今の金融制度、国内外も含めてそのもろもろを手厳しく描写しています。そういう意味で金融リテラシーを磨く、又は考えるならこういう映画を見た方が良いのでは思います。但し上映時間が3時間と長いので覚悟して鑑賞下さい。

例えば、年末ジャンボ宝くじを購入しようとしている方々、一度宝くじの期待値を調べたことがありますか? 笑えるというか、騙されたと気付くことでしょう。

この作品は詐欺行為の映画ですが、以前アップした「マネー・ショート」は金融商品の異常値を発見することでリーマンショックで儲けた男達のお話でした。こういう芸当は普通の人が出来るものではありません。

韓国デフォルトを描いた「国家が破綻する日」という作品もアップしていますが、これは門切り型のシナリオで、リテラシーアップにならないと思います。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

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