レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エンダーのゲーム」(2013)です。
日本ではチョコチョコと公開されて、ご覧になった方が少ないのではと思いますが意外な拾い物と言って良いSF映画です。1985年ヒューゴー賞を取ったオースン・スコット・ガード著の同名小説を映画化した作品です。
近未来、地球は昆虫型生命体フォーミックの侵略を受け絶滅寸前の処、ラッカムの働きにより全滅は免れた。人類は次の対フォーミック戦の為、より優れた作戦立案に型に囚われない優秀な少年に狙いを定めて教育を行い、対フォーミック戦を乗り切ろうとした。優秀なエンダー(エイサ・バターフィールド)に目を付けたグラッフ大佐(ハリソン・フォード)は、彼を宇宙空間にあるバトル・スクールで教育を開始する。彼は頭角を現し、フォーミックの母星近くのコマンド・スクールに配属される。やがて訪れる決戦の為に…
あのポール・バーホーベン監督「スターシップ・トルーパーズ」と似ていますが、より洗練されているこの映画の方を興味深く、且つ面白く鑑賞しました。良く出来ています。宇宙船、国際艦隊のスペースシップのデザインも素晴らしくて。いや「スターシップ…」が悪いわけではありません。少しばかりグロいので…
ただ、訓練シーンは何やらあの「フルメタル・ジャケット」に少しばかり似ているのが気になります。ラストの決戦シーンもそれなりに良く出来ていますが、それには裏があり、それがこの作品の隠し味なんですが。
私は原作を読んでいませんが原作もそうなんでしょう。出来ればストレートに描いた方が良かったような気がしますが、そうするとエンダーの最後の行動がおかしくなるので、こうならざる得なかったでしょう。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾
