レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「遊星からの物体X ファーストコンタクト」ジョン・カーペンター監督のあの映画の前日談という映画ですが…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)です。

始まりはリドリー・スコット監督の傑作SFホラー「エイリアン」(1979)だと思います。その後色々なコピー映画が続き、ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」(1982)が登場します。この映画はその作品の前日談です。

映画は、謎の電波を調査、発信源を捜索していたノルウェー南極観測隊は、凍てついた異星人の死体を発見する。古生物学のケイト博士(M・E・ウィンステッド)はノルウェー観測隊に呼ばれて南極を訪れる。彼女はそこで異星人の凍てついた死体を確認する。

それは人類史上初めての発見であった。彼らは氷漬けの死体をノルウェー観測基地へ運んで、祝杯を挙げるのだが死んでいた思われた異星人は生きおり、隊員達をまた一人と殺し、その相手に同化するのだった。隊員達は互いに疑心暗鬼に陥るのだが…

いや、良く出来ています。サスペンスもたっぷりで、おまけに前作よりSFXが優れているので迫力たっぷりです。若干グロイのと前作を見ている人だとどうなるのか分かっていることですが、それでも楽しめます。

前作は採血した血液に熱した針金を入れるテストでしたが、今作は同化した擬態の口を覗く、無機質は同化できない、と言うテストを実施して、これもサスペンス一杯のシーンです。

前作ではカート・ラッセルの役を、今作では女優M・E・ウィンステッドが熱演しています。何だか「エイリアン」シリーズのリプリー、シガニー・ウィーバーの様で本当に頑張っています。うーん、美しいです。

監督を務めたマティス・ファン・ハイニンゲン・ジュニアはCM出身とのことですが、サスペンスたっぷりで手際よく纏めています。今後が期待できそうです。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。        八点鍾

 

エイリアンより

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www.youtube.com  こちらは前作のサウンドトラツク