レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「レッド・サン」三大スター チャールズ・ブロンソン、三船敏郎、アラン・ドロン共演の異色娯楽西部劇…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「レッド・サン」(1971)です。

映画は、19世紀の米国、坂口備前守日本国全権大使の一行を乗せた列車がリンク(アラン・ドロン)率いる強盗団と相棒ゴーシュ(チャールズ・ブロンソン)に襲われ、米国大統領に贈呈する太刀を彼らに奪われてしまう。リンクに置き去りにされたゴーシュと共に黒田重兵衛(三船敏郎)は、リンクを追い奪われた太刀を奪い返す命を受けるのだった…

有名な作品なのでご存じだと思いますが、三船敏郎扮する侍が西部で大活躍する異色の西部劇です。当時、子供心にこんな企画が通るのだろうかと思ったことありますが、クランクアウトして上映されたので驚きました。キワモノっぽい作品ではなくそれなりに仕上がっていたので更に驚きました。

久しぶりに鑑賞しました。異色西部劇であり、バディムービー、ブロンソンと三船敏郎のコンビがなかなか良くて、笑えますし見ていて気持ちが良い。アラン・ドロンはサウスポーのガンマンでこれもまたなかなか良いんですが、少し凄味が足りない感じ。

監督はあの"007シリーズ"のテレンス・ヤングで、全体にうまく纏めていますが、少し切れ味が悪い感じ。例えば「007 ロシアより愛をこめて」の頃の切れ味が、演出にあればもって面白かったと思います。そこが少し残念です。

音楽は「アラビアのロレンス」のモーリス・ジャール、いいスコアを書いています。女優陣は「007 ドクター・ノー」ウルスラ・アンドレス、キャプシーヌ等。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。      八点鐘

 

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