レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「日本沈没」あの73年版のリブート作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「日本沈没」(2006)です。

映画は、駿河湾で大地震が発生し、深海潜水艇パイロット小野寺(草彅剛)とハイパーレスキュー隊員安倍玲子(柴咲コウ)は共同で幼い少女を救い出す。

その頃、米国測地学会から日本が40年以内に沈没するのではないかと言うデータを突き付けられる。山本総理はD計画を立ち上げ、その仮説の検証、起こるとすれば何時、そしていつまでに終わるのかの予測を田所博士達に命じる。田所が色々なデータから導き出した結果は、40年と言うものではなく日本のどこかで活火山の大噴火が始まれば1年以内に日本は沈没するというものだった…

73年版「日本沈没」は、キャスティング、特撮も当時としては良く出来たSFパニック映画大作でした。ハリウッドと違いマーケットが大きくない日本映画は、怪獣映画を除いてお金が掛かる割にヒットしないジャンルで、かなり成功した作品でした。

この06年版「日本沈没」を製作しようとしたことはある意味冒険だったと思います。多くの観客は、エッ、又「日本沈没」かよと思ったことでしょう。

原作が書かれた頃の日本と現在ではかなりの違いがあるので、今回は沈没を前提に日本人を如何に避難させて国外に逃がすかを重点に置いて作られています。

そして、海底プレート破断計画、これが良いんですね。その昔見た、あのアンドリュー・マートン監督「地球は壊滅する」(1965)のアイデアを頂いて。このB級味が何とも言えなくて、この作品、私大好きですが。

でもね、日本人だから、日本映画だから、ヒーローが犠牲になるような映画は、この映画が最後になるようにお願いしたいネ。

だって、娯楽SF映画だから無理にそんな感じでこしらえることは無いですよね。似たような「パシフィックリム」「アビス」もちゃんと誰かは生還するのですから。日本の映画関係者にそのことをお願いしたいと思います。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。       八点鐘

 

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"地球は壊滅する"のプロット
核爆弾で地表に穴をあけて、マグマから色々な資源を取ろうとするが穴を開けた為、地球に亀裂が入り、その亀裂を抑えるために亀裂を予測して再び核爆弾で穴を開け、亀裂を抑えることに成功するが、今度は地球の中からマグマの塊が地表に飛び出して…
こんなストーリーだったと思います。

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