レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編 「ほの蒼き瞳」と2022年を振り返って

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ほの蒼き瞳」(2022)です。

この作品はルイス・ベイヤード著「陸軍士官学校の死」を映画化したもので、映画は1830年ウェストポイントにある米国陸軍士官学校である生徒の自殺死体が発見される。が、その状況が不自然なのでベテラン刑事ランダー(クリスチャン・ベール)が捜査にあたる。ランダーはその死体を調べその心臓が切り取られている事を知る。これは内部の者、且黒魔術の関係者と睨みを利かせて、その生徒達の中からE・A・ポー生徒(ハリー・メリング)に捜査の協力を仰ぐのだが…

あの米国の文豪、エドガー・アラン・ポーと一緒に刑事ランダーがウェストポイントで起こる謎の連続殺人事件を解決する話で、物語の始まりがあの名作「薔薇の名前」のようなので期待して鑑賞しましたが申し訳ありませんが、あの作品には及びませんでした。「Xファイル」のジリアン・アンダーソンも共演しており、否が応でも期待は高まりましたが…

全体的にしっかりと纏めていますが、終盤、私はがっかりしました。こういうラストにするのであれば、ポーを中心に物語をまとめた方が観客は喜ぶと思いますが、私もその一人ですが。これではちょっとこの映画にはノレませんと言うことになります…

監督はスコット・クーパー、新鋭ですね。特に夜間室内撮影など蠟燭の光のみで撮影されているようですが、暗すぎて私は見辛かった。でも、その心意気は買いたいと思います。

力はあると思いますので、今後に期待したいと思います。映画はNetflixで1月6日から配信されるとのことです。名古屋では劇場公開されました。         八点鐘

 

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2022年を振り返って

個人的にはスコット監督「ハウス・オブ・グッチ」、BD「誘拐の掟」DVD「ストレンジャーズ6 私達は異邦人だった」等が鑑賞出来てうれしかった一年でした。

 

 

でも、やはり何といってもロシアのウクライナ侵攻が最大の出来事ですね。意外にウクライナが持ちこたえて2023年に持ち越してどういう形で終息するか分かりません。

この事件が巧く解決しないと、中台問題も何れ火を噴くと思います。

フランスの人口統計学者エマニュエル・トッド氏に言わせると、今後日本は快く思わなくてもロシアと仲良くした方が良い。ロシアは今後の伸びしろがある。又対中国と言うことを考えるとそうした方が賢明だと。

そして全く機能しない国連、国連改革が必要ですね。やはり常備軍が必要でしょうね。

あくまでも素人考えですが、G7国が偵察衛星で世界の国境周辺を常時監視して、異常があれば世界中に公表し重武装PKO部隊を緊急展開できるようにする等本気になればやれると思いますが。

最後にひとつだけ、5月に元首相安倍さんの講演会で聞いた話、ブログには書かなかったのを公表します。

 

"私達は米国西海岸のある小さな町で多くの中国人女性、何れも懐妊されており中国共産党の要職の愛人達が生活している事実を掴みました。その事実を米国側にお話しすると、彼らは知らなかったようで、事実を確認するとのことでした"

一字一句同じではありませんが、こういう話をされました。

 

アラアラ、日本当局も色々と調査しているんだと。いずれにしても、あのお国物凄く歪んだ大国になってしまいました。嫌だな、欲望の塊のような大国で。

 

今年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。     八点鐘

 

追記 1月2日からアップいたします。

 

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