レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「渇き」パク・チャヌク監督のヴァンパイヤホラー映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「渇き」(2009)です。

 

 

映画は、病院で患者の懺悔を聞く神父サンヒョン(ソン・ガンホ)は、いつも無力感を感じておりある患者が亡くなった時アフリカのある研究所へエマニュエル・ウィルス(EV)のワクチン治験試験に志願する。やがて発症するが彼は生き返った。が、彼の体質が変化しており、ヴァンパイアの様に血を求めるようになっていた。

韓国に戻ると、多くの人が彼を讃え、彼は幼馴染ガンウの幸福韓服店に居候し、ガンウの病を診ることになった。やがて、ガンウの妻が彼にガンウ殺害の話を持ち掛けるのだった…

いや、この作品、私はダメですね。ついていけません。

「オールド・ボーイ」を見た時は、おっ、凄い奴が韓国から現れた、と驚きましたが、「親切なクムジャさん」も同様なスタイルなのであまり好きではありませんが、この作品、ヴァンパイヤ映画なので描写が陰惨なのは仕方ないとしても、嫌ですね。スプラッター味が強すぎます。もう少しカラっとして欲しいと思います。

又、主人公が聖職者というのも面白くない要因の一つの様に思います。韓国はキリスト教徒が多いので、違和感がないのでしょうが日本人から見ると何かね、そしてこの作品もそうですが、どうして聖職者の犯罪を描くのでしょうか? 欧米の映画でもよく見ますが、そんなに多いのでしょうか?  何か嫌だな。ラストもありきたりで… ヴァンパイア味をなくして犯罪ドラマにした方が良いように思いますが。

但し、チャヌク監督なので幼馴染の妻テジュと高圧的な姑との関係辺りの描き方はとても巧いですが。その辺りだけかな見所は。「お嬢さん」の方が遥かに巧いし、見所あります。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。               八点鐘

 

追記 新作「別れる決心」はどうでしょうか? 楽しみですね。

 

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