レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「キック・アス」マシュー・ヴォーン監督の楽しく意地悪なスーパーヒーロー映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「キック・アス」(2010)です。

マーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrのコミックを映画化した作品で、NYに住むデイブはスーパーヒーローに憧れて"キック・アス"と名のるスーパーヒーローになるが、相手にナイフに刺されて車に轢かれて大怪我をしてしまう。怪我が治り警棒で武装したキック・アスは3人組暴漢と戦い、その動画がネットにアップされて一躍ヒーローに。

ある時、恋人ケイティがヤクの売人に付き纏われていることを知り、その売人のアジトを訪問するが相手が逆行し殺されそうになり、そこに現れたヒットガール(クロエ・グレース・モレッツ)とビックダディに助けられ、彼らと共に自警団として活動を始めるのだが…

あのブロンソンの「狼よさらば」と同系列の映画ですが、音楽の使い方と言いアクションのキレと言い、こちらの方が面白いと思います。ラストのダミーコアジトへの殴り込みシーン等とても良く出来ています。うーん、美しいです。特にクロエ・グレース・モレッツは、良く体が動きとても良いと思います。

この作品で、初めてマシュー・ヴォーン監督を知りました。コメディタッチのテンポの良いアクションで、ツボを心得ているなと思いました。かなりグロいシーンもありますが、サラリと流しており好感が持てます。共演はニコラス・ケイジ、マーク・ストロング等、特にニコラス・ケイジを起用したのは正解ですね。

以後、彼は「X-MEN ファースト・ジェネレーション」『キングスマン』シリーズで名を馳せるようになります。そういう意味でヴォーン監督の代表作の一つだと思います。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。        八点鐘

 

追記 この作品がヒットしたので続編が製作それましたが、その作品は頂けなかったですが…

 

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