レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パッセンジャー」(2016)です。
「イミテーション・ゲーム」でなかなかの力量を見せてくれたモルテン・ティルドゥム監督のSF大作です。
恒星間航行していた大型宇宙船アヴァロン号は、アステロイドベルトに突入し、大きな岩石片をバリアーで破壊できず、一瞬核融合システムがダウンしてしまう。その時一台の冬眠ポッドが故障して、冬眠中のジム(クリス・プラット)を覚醒させてしまう。
ただ一人、大型宇宙船で何もすることもないジムはある時冬眠ポッドにいるオーロラ(ジェニファー・ローレンス)を見て好意を持ち、寂しさの余り彼女を覚醒させてしまう。やがて、彼女は自分が覚醒した理由を知ってしまうのだが…
真摯に製作された良い映画ですが、私は何か一つ乗れませんでした。登場人物はほぼ二人で宇宙船の内部が中々センスが良いので飽きはしませんが…
この作品を見て、今年初めにアップしてよく似た「アニアーラ」よりは面白いのですが、例えばスコット監督「オデッセイ」などと比較すると今一つ足りないないなと。
一番気になるのは、ジムが宇宙船事故で冬眠から覚醒した時誰もいないというのはどうなんだろう? ここが一番気になります。乗員は約5000名も居て緊急事態になった時誰も対応しないとはね。あのエイリアンシリーズ「プロメテウス」「コヴェナント」でもアンドロイドが留守番しているのにね。
そこが気にならない人は、結構楽しめると思います。ジェニファー・ローレンスも頑張って最後のディザスターを乗り越えて、うーん、美しいです。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘