レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「シン・仮面ライダー」(2023)です。
ご存じ1971年にTVで放映された「仮面ライダー」の劇場版で、「エヴァンゲリオン」シリーズ、「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」で名を上げた菅野秀明が監督・脚本を担当した作品で、恋人緑川ルリ子の父、緑川弘によってバッタオーグに改造された本郷猛が仮面ライダーとしてルリ子と日本政府の情報機関と協力して、謎の組織SHOCKERを倒すまでを描いています。
「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」はあまり違和感はありませんでしたが、この作品は少し違いますね。元々TV版「仮面ライダー」は"お子様ランチ"の様な作品で、観客対象は小学生低学年の様に私は思います。だから、この作品を見ると面白いのですが、何か違うなと感じます。
とても理屈ぽっくて又スクリーンからもオリジナル作品の雰囲気はなく、まるで実相寺昭雄監督版「仮面ライダー」の様に私には思えました。だから、ユーモアも乏しく重いのですが、けど楽しめました。本音も言えば、もう少し軽くしてもらうともっと楽しめましたが。
この演出スタイルですと、例えば「怪奇大作戦」とか「マイティジャック」をリブートして頂けたらなとスクリーンを見ながらずっーと考えていたことは事実です。
と色々書きましたが、「仮面ライダー」が好きな方は鑑賞してみて下さい。すべての方とは言えませんが、楽しめると思います。 八点鐘
ハリウッドがリブートするとこんな感じですが
追記 天本英世演じる死神博士等登場して欲しかったな…