レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」(2017)です。
映画は、中国内地に戻ったレイ(ウー・ジン)は、戦死した戦友の両親に会いに行くが、そこで不動産業者と争いになり人民解放軍"戦狼"中隊を不名誉除隊、軍刑務所へ。出所後、アフリカ某国でフリーのボディガードになる。が、民間軍事会社が引き起こした叛乱に巻き込まれてしまう。中国政府から依頼されたチェン博士救出に全精力をかけて臨むのだが…
結構、評判になっていて前から見てみたいなとずっと思っていました。今回鑑賞することが出来ました。まあ、思っていた通りの出来栄えでした。
映画冒頭のシージャック戦から本当にテンコ盛りのテンコ盛りで、アクションのつるべ撃ちで、それ以外は何もなくてと言う嘘ですが、まあ政府のプロパガンダが鼻に突きオマケに役に立たない国連の常任理事国を鼻にかけて…
でも、このレイ隊員は勇ましいというか凄い、ランボーより強いかも。というより大きな大戦を経験していないのか戦争後遺症を知らないみたいで、あのランボーでも第一作ではそういう描写があったのに。この映画では何もなくあっけらかんと、うーん、美しいですね。特に、村の工場の警備員の古参老兵と互いに援護しながらAK37をバリバリと撃ちまくるシーンだけはなかなか良かったと思います。
この監督、脚本、主演ウー・ジンのワンマン映画ですが、この方「1950 鋼の第七中隊」にも主演していたのですね。どちらかと言えば、あちらの方が好ましかったかな。
敵役の民間軍事会社の悪役の中に"アテネ"という名のブロンド美女がいますが、こういう人にもう少し見せ場を造ってあげると、もう少し映画が引き締まるのですが。ハリウッド製戦争映画でない戦争映画が見たい人にはいい選択かも知れません。
このブログ作成の為VODにて鑑賞しています。 八点鐘