レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「リオ・ブラボー」西部劇と言ったら、ハワード・ホークス監督のこの作品…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「リオ・ブラボー」(1959)です。そう「暗黒街の顔役」「コンドル」「ヨーク軍曹」「三つ数えろ」の名匠ハワード・ホークス監督作品です。

映画はあの「真昼の決闘」のアンチテーゼとして作られており、保安官がお礼参りに来る悪漢をやっつける為にを町の人に助太刀を頼むのに誰も助けてくれない映画が苛立ったホークス監督が俺ならこの様に作るぜと製作した作品。

リオ・ブラボーの町でジョーが些細なことで人を殺した。保安官チャンス(ジョン・ウェイン)はジョーを逮捕するが、ジョーの兄はワルで有力者、連邦保安官が来るまでアル中の助手デュード(デーン・マーティン)、足の悪い老人の牢屋番スタンピー(ウォルター・ブレナン)、実戦経験の少ない早撃ち二丁拳銃のコロラドらの活躍を描く。

西部劇の名作です。若い世代の人は「続・夕陽のガンマン」を挙げる人が多いと思いますが、やはりこの作品でしょう。少し前アップした「殺しのドレス」のアンジー・デッキンソンも良い役で登場していますし。

いや、この作品も何十年ぶりに見ました。いや、とても面白かった。テンポも良いし、アクションのキレも素晴らしい。例えば、アンジー・デッキンソンが鉢植えを窓に投げつけて敵を撃ちのめすシーン等ホークス監督はとても巧いし、素晴らしい。

ジョン・ウェインは立っているだけの様な印象ですが、それがそれでとても良くて、やはり大スターなんですね。リー・ブラケットのホンも良いし、ディミトリ・ティオムキンの音楽も素晴らしい。「ライフルと愛馬」も良いけど何よりも皆殺しの歌(デグェロ)が何とも言えなくて…

マカロニ味ではなく、それは嫌いではありませんが、この老舗の味も良いですね。素晴らしいと思います。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。           八点鐘

 

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