レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マリアンヌ」(2016)です。
1942年モロッコに潜入したマックス(ブラッド・ピット)は、現地工作員マリアンヌ(マリオン・コティヤール)の助けを借りて、ドイツ要人暗殺をやり遂げる。彼はマリアンヌ共に帰国して、英国で彼女にプロポーズし結婚する。娘も生まれ幸せのマックスだが、Vセクションからマリアンヌは敵のダブルエージェントと知らされるのだが…
古色蒼然たる先の大戦映画です。いや、ロバート・ゼメキス監督がこういう作品、戦時ラブロマンス映画を撮るとは思いませんでした。全体に良く纏まっていますが、何だかプロットが若干緩くて、私にはいま一つの感じがします。
冒頭モロッコの砂漠に降下したマックスが、カサブランカの家の屋根で独り寝するシーンとか、モロッコの砂漠をマリアンヌと一緒に眺め入るシーン等はとても好きですが。
でも、英国とかレジスタンスが活躍するディエップのシーンは、何か物足りなくて…
個人的には、同じブラッド・ピットが登場する戦争映画なら「イングローリアスバスターズ」をお薦めします。
でも、この映画には凄いスターが登場します。それは、あのウェストランド ライサイダー直協機が登場します。但しレプリカですが。折角実物大のレプリカを製作しているのだから、もっと画面に出して欲しかった。加えて、夜間飛行シーンも見たかった。
もし、それシーンがあればすべてを許したかも知れなかったし、この作品凄いんだ、あのライサイダー機が登場すると褒め称えたかも知れないのに。まあ、ちらりと夜間着陸シーンがあるのでそれだけでも嬉しいのですが。
英国航空機マニアの人は、ある意味必見の作品です。コクピット内シーンがあればもっと良かったと思います。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘
上記3点の写真はあるマニアのサイトからピックアップしました。美しいです。
英国には、動態保存された機体があるようですね。