レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「魚の出てきた日」マイケル・カコヤニス監督のSFブラックコメディですが、いま一つの感じで…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「魚が出てきた日」(1967)です。

1972年、エーゲ海の小さな岩だらけの島カロス。近くを飛行中のNATO軍爆撃機が航行不能となり、やも得ず運搬していた核爆弾2発とコンテナQをカロス島上でパラシュート投棄する。軍司令部は、身分を隠して捜索隊を編成し、急遽派遣する。

爆撃機パイロットとナビゲーター(トム・コートニー)は、機体から脱出するのが精一杯で、カロス島をパンツのみでウロウロする有様。捜索隊はリゾートホテル建築の為の調査隊と偽って、投棄された辺りの土地を購入し捜索を始める。核爆弾は訳なく回収したが、コンテナQは見つからなかった。近くのヤギ飼いが発見し自宅へ運び込み、何とかしてこじ開けようとするのだった…

パロマレス米軍機墜落事故を題材にした作品で、監督は「その男ゾルバ」のマイケル・カコヤニス、製作、脚本、監督そして衣装デザインまで担当しておりかなり気合の入った力作ですが、いま一つ盛り上がりません。

要因は、パイロットとナビゲーターの扱いで、もう少し巧く整理するともっと良くなったと思います。又、このシーンが多いので痛くない腹を探られて不快な思いをされた人もあったと思います。ここの扱いをもう少し考えると、かなり面白い作品になったのではと考えます。

そして、やはりこの手の映画を監督するセンスが足りないように感じます。但し、ミキス・テオドラキスが作曲した「ジェット」と合わせて若者が踊り狂うシーンはとても良いのですが。中盤から参加するキャンディス・バーゲンが纏う衣装というかアヴァンギャルドなコスチュームがとても素晴らしく、又トレンディーな性格で、あの「さらば荒野」より遥かに堂に入った感じで、うーん、美しいです。

ということで、いま一つですが前述したユニークな魅力があります。ここは捨てがたいと思います。このカルト映画後半は結構好きですが。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。             八点鐘

 

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追記 国内盤DVDを鑑賞していますが、画質がいま一つで全体に退色した画質は、気に入りません。以前ウォルター・ヒル監督「ザ・ドライバー」もいま一つの画質で余りのれませんでしたが、最近4Kレストア版が登場して購入しました。時々グリーンが強い場面がありますが、素晴らしい画質で惚れ直しました。この映画もレストア版出して欲しいなと考えながら見ていました。

 

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