レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パーソナルショッパー」(2016)です。
モーリーン(クリステン・スチュアート)は、モデル、キーラのパーソナルショッパーとして働いていた。彼女にはある期待が待っていた。それは、少し前亡くなった双子の弟ルイスからの死後の世界からの連絡であった。ルイスが住んでいた家で、彼女が待っていると何やら光り輝く亡霊が現れるがすぐに消えてしまった。そんな時携帯に謎めいたメールが彼女に届くのだった…
私、この作品パリを舞台にしたパーソナルショッパーの淡々とした生活風景をコミカルに描いた作品かなと思って鑑賞しましたが、全体に重い雰囲気で、モーリーンがルイスが住んでいた家でポルダーガイスト現象を待ち受けるなんて…、最初は驚きました。
監督がフランス人のオリヴィエ・アサヤス、テロリスト映画「カルロス」が良いですね、なので暫く見ていたら、又別の方向に流れて安心しましたが。全体に上手く纏まっていました。流石、フランスの監督です。時々、アントニオーニ監督「欲望」の様な味わいもあり、ラスト、オマーンで終わるラストも良いアクセントになっています。
個人的には、ジェームズ・ワン監督がこの映画を担当してくれていたら、もっと面白く、もっとヒットしただろうと思いましたが。
いつものクリステン・スチュアートと少し違う彼女が見られて、結構異色の作品になっていて驚きました。加えて、プジョー・キスビーをパリの街角で乗り回す彼女、小粋で、うーん、美しいです。
このブログ作成の為VODで鑑賞しました。 八点鐘