レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「たたり」ロバート・ワイズ監督による幽霊屋敷ヒルハウスを舞台にしたホラーサスペンス…

レタントンローヤル(八重垣)館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「たたり」(1963)です。

    

マークウェイ博士(リチャード・ジョンソン)はマサチューセッツ州にある有名な屋敷"ヒルハウス"の超自然現象の研究を通して人類に貢献したいと考えていた。超能力者エレノア(ジュリー・ハウス)、テオ(クレア・ブルーム)と"ヒルハウス"の相続人ルークはマークウェイ博士の下、集められ"ヒルハウス"に滞在、その超自然現象の解明を実施するのだが、精神不安気味のエレノアが正体不明の屋敷の超自然現象に苦しめられるのだが…

この作品ですが、日本では巨匠ロバート・ワイズ監督の凡作と言う扱いでした。でも、気になる作品だったので、その昔VHSビデオで鑑賞しましたが、画面のトリミングが酷く作品の良さが感じられなく、今回もう一度DVDにて再見しました。

現在の目で見るとやはり特殊効果がいま一つですが、映画は何と言うか素晴らしいですね。見直しました。キャスティングも良いし、特にパン・フォーカスを主体にした撮影、ローアングル撮影、幽霊屋敷ヒルハウスの天井を設け閉塞感をもたらすセット、特殊音響の使い方、そのサスペンスの盛り上げ方等結構見せてくれます。いや、良く出来ているし、この作品勉強になるなと私は感じました。何かあのオーソン・ウェルズ監督「偉大なるアンバーソン家の人々」のような雰囲気もあって引き込まれました。

欠点として、ホラーサスペンスというよりエレノアがヒルハウスから受ける不安による心理サスペンスと言う感じが強く、余り怖くないことでしょうか。

でも、ヒルハウスの図書館の中に設置してある、天井に向かって伸びる螺旋階段のサスペンスは、セットの出来の良さも含めて素晴らしいと思います。うーん、美しいです。

個人的には、「サウンド・オブ・ミュージック」の様な秀作よりこの手の作品の方が私は好きですね。何かいぶし銀の様に輝いていると感じます。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。              八点鐘

 

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追記 似た様な映画で「ヘルハウス」と言う作品もあります。こちらも通俗的ですが良く出来ていました。

 

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  暫くすると、この映画の原作者シャーリー・ジャクスンの伝記映画も公開されます。