レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「オールウェイズ」(1989)です。
コロラド州、空中消火隊パイロットピート(リチャード・ドレイファス)は愛機A26を駆って消火活動を行っている。その日は、同僚アルが操縦するPBYカタリナ飛行艇を助ける為、スラリー(難燃消火剤)をそのエンジンに散布するが、自機のエンジンに火が回り、炎上爆破してしまう。が、ピートは、その焼け焦げた森林の中でハップ(オードリー・ヘプバーン)と呼ばれる天使に会い、ハップはピートの恋人ドリンダに生きる目的を与える使命を与えるのだった…
スピルバーグ監督作品です。少し非線形なラブロマンス映画です。その昔、劇場で見た時は余りノレませんでしたが、それなりの年を重ねるとこういうラブロマンスもありかなと、今回は、結構楽しく鑑賞できました。スピルバーグ作品としては、あまり評判ン゛良くないように思いますが。
私にとって、見所はやはり空中消火隊所属のエアタンカーA-26でしょう。米国には、この手の軍用機がまだ一杯残っているのですね。羨ましいです。針葉樹に森に囲まれた飛行場から飛び立つシーンは、本当に鳥肌物です。うーん、美しいです。
ヒロイン、ホリー・ハンターのコメディエンヌ振りは中々見せてくれます。でも、オードリー・ヘプバーンの登場シーンには負けますね。面白い役で、登場の仕方というか見せ方が良いと思います。私、彼女の映画、あまり感銘を受けた映画ありませんが、この映画はとても良いと思います。ラストの終わり方も何やら"生き残った者の掟"の様な含みもあり、それはそれで心地よく感じます。うーん、美しいですね。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘
追記 この映画はビクター・フレミング監督「ジョーと呼ばれた男」リブート版とのことです。この映画は見たことありませんが。