レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ツイスターズ」(2024)です。
ケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)と四人の仲間は、オクラホマ州で嵐を追って超吸水性ポリマーを嵐の中に散布して竜巻を弱体化しようとするが、反対に竜巻は激化して仲間3人が死亡してしまう。5年後、米国海洋大気庁に勤めているケイトの下に移動式竜巻レーダー会社に勤めている生き残ったハビがやって来た。クヨクヨせずに又ストームチェイスしようぜと誘われ、故郷オクラホマへ向かうのだか…
又、やって来ましたハリウッド製デザスター映画、私嫌いじゃありません。理由はとてもドライですから。例えば、この作品、冒頭シーンで3名が亡くなりますが、メソメソしなくてカラッとしていて、邦画なら絶対にある墓参りのシーンなんかなくてカラッとしているところが二重丸ですね。
だから、皆、脳天気にSUVに乗って竜巻を追跡するんですね。ここなんか見ていると、私ハワード・ホークス監督「ハタリ!」を思い出しますが。何か感じが似ていて、楽しくてもう二重丸です。加えて、デイジー・エドガー=ジョーンズとグレン・パウエルのコンビも宜しくなかなか見せてくれます。そんな感じの映画です。
楽しめます、「ハタリ!」が大好きな人、若い人にはいないと思いますが、そういう人は結構楽しめるのではないかと思います。
この手の作品は、頭を空っぽにして何も考えずに、でも時々知っている方は「ハタリ!」を思い出してご覧になってください。楽しめますよ。 八点鐘
追記 映画を見ていたら、何かしら何度もフジタスケールとか聞こえてきます。調べてみたら日本人藤田哲也氏が竜巻強さの評定するための尺度を選定して、通称Fスケールと呼ばれるとのこと。うーん、美しいです。こんな立派な人がいたとは。
このFスケールを知っただけでも、この映画を見る価値は十分だと私は思いますが。