レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「新・動く標的」ポール・ニューマン主演ルー・ハーパーシリーズ第2弾ともう一つ…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「新・動く標的」(1975)です。

私立探偵ルー・ハーパー(ポール・ニューマン)は、元恋人アイリス(ジョアン・ウッドワード)の依頼を受けルイジアナへ。ハーパーはそこでアイリスと会い、彼女の名誉を棄損する手紙を見せて貰い、周りの人達を調査し始める。そんな中、彼女の義母が水死体で発見されるのであった。ハーパーはアイリスの為に行動を起こすのだった…

1966年に公開されたポール・ニユーマン主演「動く標的」の第二弾になります。監督はジャック・スマイトからスチュアート・ローゼンバーグに交代しましたが、主演はポール・ニユーマンです。

映画の冒頭、レンターカーのシートベルト不具合と戦う私立探偵ルー・ハーパーから始まるこの作品、公開時劇場で鑑賞していますが、人間関係が複雑でいま一つだった記憶があります。今回再見してやはり同じような印象を持ちましたが、意外に丹念な人間ドラマ作りをローゼンパー監督は行っており、結構楽しめたことを告白しておきます。

但し、見せ場は後半の水治治療用密室でのアクションシーンのみで、若干見せ場不足の感をぬぐい切れませんが。ポール・ニユーマンの演技は、前作同様なかなか茶目っ気たっぷりで、アイリスを演じるジョアン・ウッドワード(ニューマンの本妻)も少し冷たい元恋人役を上手く演じています。

アンソニー・フランシオサ、マーレイ・ハミルトン、メラニー・グリフィス等結構脇を揃えており、特におませな娘を演じるメラニー・グリフィスの存在が光ります。

レンタカーを失くして、スクールバスに乗って警察署迄やって来る茶目っ気たっぷりな探偵ルー・ハーパーを演じれるのは、もうポール・ニユーマンしかいないでしょう。うーん、美しいです。

このブログ作成にBD輸入盤を鑑賞しています。            八点鐘

 

追記 最近知ったんですが、ハードボイルド作家原尞氏は2023年5月に亡くなっていたんですね。残念だな… 彼こそ日本のレイモンド・チャンドラーと言って良いと思います。ご冥福を祈ります。

だから、いま彼の遺作「それまでの明日」を読んでいます。来年は彼について色々と書いてみたいと思います。

 

 

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com