レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「けものがいる」フランス製SFはハードルが高いというのか…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「けものがいる」(2023)です。

2044年、人類に代わってAIが殆ど全ての仕事をコントロールしている世界。AIの提案によって人間のDNAを浄化することが進められ、ガブリエル(レア・セドゥ)は浄化センター、そこでルイと言う男性と出会う。その浄化プロセスで自分の過去を見つめるガブリエルは1910年のパリへ連れて行かれるのだが…

ディストピアSFの一種ですが、バジェットの関係でSFらしくない画面構成と説明不足が相まって独りよがりのSFラブロマンス映画と言って良いでしょう。理解し易いハリウッド製に対して、ハードルの高いフランス製SFに良くあるタイプになっています。

時代は1910年、2014年、2044年と舞台を変え進行しますが、解り辛いプロットに観客は悩ませられ、一筋縄では行かない映画になっています。セリフが有る登場人物レア・セドゥとルイを演じるジョージ・マッケイのみでこれで上映時間が約140分なのでかなり辛い映画になっています。

監督はベルトラン・ボネロ、始めて作品を鑑賞しました。個性的なスタイルと言うより独善的なスタイルで展開がゆったりしていますが、例えばルイが拳銃を持ってカブリエルの私邸に忍び込み殺害しようとする辺りの演出はなかなか迫力が合って良いので、暫くしたら大ブレークするのかもしれませんが。              八点鐘

 

 

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                                このブログで称したフランス製SF映画