レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「特攻大作戦」(1967)です。

1944年3月、破壊工作を得意とするライズマン少佐(リー・マーヴィン)に与えられた任務は、米国陸軍最悪12名の囚人達を鍛え直し6月に予定されているDデイを援護する「アムネスティ計画」を成功させることだった。それはレンヌ近郊のシャトーにある独国防軍保養施設を襲撃しそこに滞在している高級将校共を皆殺して、指揮系統を混乱させるものだった。最悪の12名囚人兵達を鍛え直すことが出来るのか、不安は一杯だがそれはライズマンにとって大変なものだった…
「ナバロンの要塞」を代表とする英国冒険戦争映画とは、ちょっと異質な米国製冒険戦争映画です。監督はこの手の映画が得意なロバート・アルドリッチ、当ブログでは「飛べ!フェニックス」等を紹介しています。
この"汚れた12人"の面々が良いんですね。チャールズ・ブロンソン、ジム・ブラウン、ドナルド・サザーランド、ジョン・カサヴェテス、テリー・サバラス等の個性派お兄さんが大暴れする映画です。まあ定石の定石の様な作品ですが、アルドリッチ監督がガッチリと纏めていますので楽しめます。
但し、前述した様に英国製冒険戦争映画ではありませんのでサスペンス系の映画ではなくアクション系の冒険戦争映画です。ですから、レンヌ近くのシャトーにある保養施設でのアクションは滅茶苦茶と言うのかなかなか見せてくれます。
特にラスト近くSd.Kfz.7、俗に言う独国防軍牽引力8トンハーフトラックに乗り込んで乱射乱撃するシーンはなかなかの見ものです。汚れた面々はどのお兄さんも良いのですが、特にチャールズ・ブロンソン、ジョン・カサヴェテス、ドナルド・サザーランドが良いですね。
と言う映画なので、男の子と言うか野郎向けの映画になっています。まずは楽しめる一編だと思います。個人的にはもう少し短いともっと良いと思いますが。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘







