レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「イギリスから来た男」(1999)です。

9年間の服役中に米国で生活している娘ジェニーが事故死したという手紙を貰ったウィルソン(テレンス・スタンプ)は、出所後すぐに米国へ。娘の友人エドゥアルドはただの事故死だそれ以上のものは何もないと言うが、納得いかないウイルソンはジェニーが交際していたヴァレンタイン(ピーター・フォンダ)に会おうとするのだが…
最近他界したテレンス・スタンプ主演のノワールスリラーです。まずクールなテレンス・スタンプが渋くて渋くて、味わいは、あのマイケル・ケインが主演した「狙撃者」に近いものがあり、且つ監督がスティーブン・ソダーバーグなのでかなり実験的なことを行っています。
例えば、ウィルソンと幼いジェニーのシーンは、ケン・ローチ監督処女作「夜空に星のあるように」のシーンを巧みにインサートとしたり、クロスカッティングとかシーンと違う会話を入れてみたりしたいますが、それがとても上手くマッチして独特のムードを醸し出しています。何か新しいハードボイルド映画の作り上げようとしている感じで、うーん、こういう映画堪えられません。
キャスティングもなかなか良くて、特に素晴らしいのはヴァレンタインのセキュリティガード"エイブリー"をバリー・ニユーマンが演じておりなかなか見せてくれます。こういう使い方も驚きます。
ノワールスリラーが大好きな方であれば、映画を見終わった後、至福の微笑みを浮かべること間違いありません。本当に素晴らしい映画に仕上がっています。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鍾








残念なことに、テレンス・スタンプさんは最近亡くなりました。追悼としてこの作品を取り上げました。