レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「夕陽のガンマン」演出は全体冗長気味だが、でもハマると笑いが込み上がるぐらい面白い…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「夕陽のガンマン」(1965)です。

 

メキシコに近い米国西部エルパソ治安は最低で、それ故、賞金稼ぎと言う男達が金を稼ぐ為に徘徊していた。そんな時、大佐(リー・ヴァン・クリーフ)と名無し(クリント・イーストウッド)と言う二人の男がふらりと現れた。二人とも凄腕の賞金稼ぎで、情け無用の悪漢インディオ(ジャン・マリア・ボロンテ)の賞金首を狙っていた。が、そのインディオが狙っていたのはエルパソ銀行だった…

マカロニウェスタンの巨匠セルジオ・レオーネ監督作品です。お話は、前作「荒野の用心棒」のお話によく似ていますが、全体にスケールアップし、イーストウッドだけでは不安なのかもう一人のガンマンを用意し、登場する銃器、例えばコルト・シングルアクションアーミー・バントライン・スペシャル12inバレル、モリコーネのあの独特なメロディ、凝ったカメラワーク等コテコテのマカロニウェスタンになっています。上映時間も長く、このストーリーで約130分となっています。

演出は全体に冗長気味で、モリコーネの音楽が上手くそれ補っているような感じですが、レオーネ監督の独特の演出スタイルが大好きな方には堪えられない逸品でしょう。昔は、このくどい演出が難儀だなと思いましたが、今回そんなにはくどいとは感じませんでした。多分慣れたのでしょう。慣れるとなかなか良いかなと言う感じで。うーん、美しいです。

ラストの、オルゴール付き懐中時計を使った決闘シーンもなかなかイケる名シーンと思うようになりました。この様に独特の味を持ったマカロニウェスタンです。

まだ味わっていない人は是非ご賞味ください。病みつきになること間違いありません。そして、セリフのある女性が殆ど登場しない独特な映画でもあります。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。             八点鍾

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