レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」(1966)です。

南北戦争時の南西部。ザ・グッド(クリント・イーストウッド)はお尋ね者テュコ(イーライ・ウォラック)と組んでお尋ね者の賞金を騙し取る仕事で儲けていた。そんな時、南軍兵士ビル・カールソンが南軍サッドヒル墓地に埋めた20万ドルの金貨の話を聞き、そこへ向かうが北軍に捕まり捕虜収容所へ。そこにいた副官ザ・バッド(リー・ヴァン・クリーフ)もその話を聞き、ザ・グッドと共にサッドヒル墓地へ向かうのだが…
レオーネ監督マカロニウェスタン第三作目にあたるハリウッド製西部劇をしのぐマカロニウェスタン大作になっています。上映時間は約3時間と長尺ですが、何時もの様に全体に冗長な仕上がりですが、特に前半1時間がやや長すぎる感じで難儀します。モリコーネの素晴らしいスコアに救われている感じです。
が、捕虜収容所辺りからエンジンが掛かり始め、お尋ね者テュコがヤキを入れられるシーン等はもうエンジン全開で抱腹絶倒。テュコが軍用列車から脱出、機関車を利用して鎖を切断、ザ・グッド、ザ・バッドの後を追う。
普通のマカロニウェスタンと違いビックバジェトなので結構楽しめます。時代考証も含めて良く出来ています。特にサッドヒル墓地は、あの「素晴らしき戦争」を思い出す程の立派なオープンセットで、うーん、美しいです。
加えて、あの有名な三角決闘シーンもまあ楽しめます。そういう意味で、最もゴージャスなマカロニウェスタンと言って良いでしょう。だから、イーストウッドもウォラックそしてリー・ヴァン・クリーフも楽しそうに演じていて。うーん、美しいです。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾







