レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブラツクバッグ」(2025)です。

NCSC(国家サイバーセキュリティセンター)のジョージ(マイケル・ファスベンダー)は、コードネーム「セルブス」と呼ばれるプログラム漏洩を調査していた。容疑者5名をディナーに招待して、その料理の一つにMDZと呼ばれる催眠鎮静剤を仕込み、彼らの口が軽くなること期待した。容疑者はジョージの妻キャサリン(ケイト・ブランシェット)、衛星画像専門家クラリッサ、事件担当官フレディ、防諜官ジェームズ、精神科医ゾーイだった。ジョージは彼らを巧みに心理ゲームに誘導してその正体を暴こうとするのだが…
あのジョン・ル・カレ著「ティンカー、ティラー、ソルジャースパイ」を映画化した「裏切りのサーカス」を彷彿とされるエスピオナージスリラ、つまり"モグラ"探しです。まあ、時代が違うので一概に比較は出来ませんが、英国では丹念に資料を読み、社会に埋没した、又は逃げてしまった人物を見つけ出して真実を見つけるのに対して、米国では、人工衛星から衛星画像、コンピューター等を上手く利用して"モグラ"をする。
どちらも面白いですが、個人的には「裏切りのサーカス」の方が好きですが。でも、監督がスティーブン・ソダーバークなのでなかなか良く出来ており、私は楽しく鑑賞することが出来ました。
特に、私にとって素敵な映画でした。マイケル・ファスベンダーって少し苦手な男優ですが、この作品はとても良かった。何か彼がゲイリー・オールドマンに似ていて、うーん、美しいです。
だから、この手のカウンターエスピオナージ映画が大好きと言う方は、ご覧になった方が良いかと思います。楽しめると思います。
ラストも良いですね、誰も信用するなと言うような感じで。 八点鍾
追記 ハリウッド作品なのでプレデター無人攻撃機も登場して結構派手な映画になっています。





