レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「クルスク」戦争映画ではなく、潜水艦映画です。サバイバル映画と言ってもいいかも。

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「クルスク」です。

「クルスク」とはオスカーⅡ型巡航ミサイル原子力潜水艦で、基準排水量が14,700tの大型潜水艦で、覚えている方も多いと思いますが、20年ほど前に演習中に搭載魚雷が爆発し遭難事故を起こした潜水艦です。映画は、この事故を詳細に描いた映画です。

ですから重い映画ですが、前半出航までのシーンはスタンダードで、演習に向かうシーンから画面がシネマスコープに代わり、監督は中々の腕前を見せてくれます。

事故後、映画の面白さよりロシア海軍の事故対応の不味さや政治的対応が前面に出て、丁寧に作ってありますが、映画的面白さに欠けるのが欠点になっています。ロシア海軍の潜水艦は最近も又事故を起こしているようですし・・・

主演はマティアス・スーナールツ、レア・セドゥ、コリン・ファースそしてマックス・フォン・シドー等。監督はデンマーク出身のトーマス・ヴィンダーベア。   八点鍾

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IMDb

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