レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「隣人たち」母親たちの確執を描いたサスペンススリラーですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「隣人たち」(2024)です。

 

1960年代の米国。郊外に暮らすアリス(ジェシカ・チャステイン)とセリーヌ(アン・ハサウェイ)は大の仲良しで、二人とも同年代の息子がいた。ある時、セリーヌの息子マックスが二階のベランダで鳥小屋を懸掛しようとしてベランダから滑り落ちて死亡してしまう。アリスはマックスを助けようとして隣の家のベランダへ向かうが間に合わなかった。以後、アリスはセリーヌの中が疎遠なってしまうのだが…

 

先ずは丁寧に製作された映画ですが、今一つ盛り上がらない感じで。又、ラストもこんな風に終わるのかなと想像したとおりに終わってしまい、がっかり。サスペンスも少なく、淡々と映画は進んでいきます。ラストもあっと驚く様なスタイルではなく、そういう意味では、ちょっともったいない作品です。

 

問題はアリスかなと思いきや監督にあるようで、セリーヌとアリスの息子がじゃれ合う様に仲良くしているラストより、アリスの必殺パンチでセリーヌをベランダから叩き落すようなラストを期待していましたが、残念ですね。

 

やはり、前述の様にこの手の映画はあのイーストウッド監督「恐怖のメロディ」の如くバッチリと決めて欲しいと感じました。

 

そういう意味でちょっと残念な映画です。                八点鍾

 

 

 

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「ジャンヌ・ダルク」このリュク・ベッソン版が一番見易いと思いますが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ジャンヌ・ダルク」(1999)です。

 

百年戦争下のフランス。13歳のジャンヌはドンレミ村で両親、姉と共に幸せに暮らしていたが英軍に村を襲われ、目の前で姉を殺害された。数年後、ジャンヌ(ミラ・ジョボヴィッチ)はシノン城のシャルル王太子の下へ自らは「神の使い」として参上する。シャルル王太子は別人を王太子として会せようとしたが、ジャンヌはそれを見破り信認を得る。オルレアンの解放を目論むジャンヌを助ける為にシャルル王太子は軍を使わし、鎧に身を包んだジャンヌ達を見送るのだった…

 

有名なジャンヌ・ダルクを描いた映画です。ジャンヌを描いた映画が数多くあり、イングリッド・バーグマン、ジーン・セバーグ等がジャンヌを演じた作品が有名ですが、1994年にジャック・リヴェットが監督した「ジャンヌ 愛と自由の天使/ジャンヌ 薔薇の十字架」と言う二部作もあります。鑑賞していますが、この映画は辛かったな。サンドリーヌ・ボネールがジャンヌを演じていますが、只々とても長い映画で。

 

対して、この映画はあのリュク・ベッソンがメガホンを取っていますので、アクション満載で、少しグロいですが結構楽しめます。特に、オルレアン攻防戦はなかなかの見ものです。功城塔を反対に使用して、イングランド軍の要塞入り口を叩き潰して、敵城内へ侵入し、敵要塞城門での攻防戦はなかなか迫力のある見せ場になっています。最後は木っ端微塵になりますが。うーん、美しいです。

但し、ミラ・ジョヴォヴィッチは中々頑張ってよくやっていますが、少し演技がエキセントリックになっているのが良くありませんが、まあ楽しめる映画になっています。

 

後半は、ジャンヌはフランス王シャルル7世戴冠式を見届けますが、親英派ブルゴーニュ人捕えられ裁判で裁かれることに。コーション司教がジャンヌを助けるべく尽力するのですが、皆さんご存じの様に処刑されてしまいますが。

と言う感じで、後半はイングランド軍の陥穽に落ちてしまうジャンヌがちょっと可哀そうに思えてきます。やはり、力だけではなく頭も使わないとサバイバルできないということですね。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。               八点鍾

 

 

                  スチール1

     このスチールは上のスチール1をAIを利用して修正したものです。

 

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「逆転」マーク・ロブソン監督のノーベル賞授与式を舞台にしたサスペンス、でもこの邦題はないよな…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「逆転」(1963)です。

 

ノーベル文学賞を授与されることになったアンドリュー(ポール・ニューマン)は、ストックホルムのグランドホテルに到着した。彼はそこでアテンドのインガ(エルケ・ゾマー)を紹介された。又、マックス・物理学賞を授与されるストラットマン(エドワード・G・ロビンソン)も知り合う中になった。その夜、マックスは旧友に会い、旧友から東ドイツに亡命するように求められるが、彼は拒否するが反対に拉致されてしまうのだが…

ポール・ニューマンがノーベル文学賞受賞するアンドリューに扮して、文藝物以外にもパルプ探偵小説を執筆して生計を立ており、その鋭い勘でノーベル賞授与式での陰謀を暴くサスペンススリラーです。

 

監督はあの「チャンピオン」「トコリの橋」「哀愁の花びら」のマーク・ロブソン、本作はあのヒチコックスタイルのサスペンスで中々の腕前を見せてくれます。うーん、美しいです。

中盤、呼び出されたアパートから運河に落とされるアンドリュー、そこにダグボートが現れてアンドリューをスクリューでズタズタにしようとするが間一髪で脱出するシーン、敵に襲われバスタオルだけでヌードクラブに逃げ込むアンドリュー、なかなか見せてくれます。

ラスト、ストラットマンが拉致された東ドイツ貨物船に乗り込んで救出するシーンは、ヒッチスタイルのサスペンスのつるべ打ちで、この手の映画好きな方には堪らない一本だと思います。

こういう映画です。まあ、若干演出タッチが古いのでそこが問題ですが、私は大変楽しめました。このマーク・ロブソン監督次作「脱走特急」辺りまでお薦めでしょうか? その次の作品「名誉と栄光のためでなく」だと若干鈍くなっている感じで。又、その次の作品「哀愁の花びら」だと悪い映画ではないのですが、ちょっとね。

そういう意味で、ロブソン監督の持ち味が良く出た映画だと思います。

 

このブログ作成の為、輸入盤BDを鑑賞しています。画質が良いので購入して良かった。昔はDVD版があったと思いますが、今では廃盤なので。         八点鍾

 

 

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「勝手にしやがれ」再見しました。がこの作品、私には敷居が高いようで…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「勝手しやがれ」(1960)です。

 

ミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)は自動車泥棒を生業としているチンピラで、行動は衝動的で、今日も1956年型オールズモビル88型を盗み出して郊外へ。途中白バイに追跡され衝動的に殺してしまう。パリに戻ったミシェルは恋人パトリシア(ジーン・セバーグ)の下へ逃げ込む。彼女はジヤーナリスト志望でニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙を路上で販売して生計を立てている様だが、ミシェルの希望は彼女と共にイタリアへ逃亡したいのだが、彼女はトンとそんなことは感じないようで…

 

あのトリフォー・シャブロールと共にヌーベル・バーグの旗手ジャン=リュック・ゴダール監督第一作です。自動車泥棒ミシェルを中心に描いた映画です。

普通の映画とは違い、ほぼ全編手持ちカメラでの長回しショット、即興演出、同時録音、セットを利用しないほぼ全編ロケ撮影等を特徴とする映画です。又、この作品の場合、ミシェルとパトリシアの関係を独特のスタイルで表現しており、見る人によってはチョットね、と感じられる方もいると思います。

 

映画の勉強と思い、時々この手の映画を見ていますがどうも馴染めません。ゴダール監督作品はこの作品、「小さな兵隊」「アルファヴィル」「中国女」「ウィークエンド」等を見ていますが、政治色が強くリラックスできなくて私にとってちょっと困った映画監督です。一番のお気に入りは「アルファヴィル」ですね。SFタッチのハードボイルド映画なので。うーん、美しいです。

 

この「勝手にしやがれ」は、処女作ということで色々と戸惑いながら演出していたと思います。多分、大変だったと思います。その辺りは「ヌーヴェルヴァーグ」(2025)を見た方が良いかもしれません。私は良く描けていると感じましたが。

 

主演ベルモンドもちょっと落ち着かない様な感じで、私は好きではありません。この時期の作品であれば、「モラン神父」「いぬ」の方が遥かにベルモンドらしくて好きです。

とは言うものの、映画ファンであればやはり外せない作品なので一度はご覧になった方が良いと思いますが。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。               八点鍾

 

 

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「ビフォア・サンライズ(恋人までの距離)」ユニークで意外と楽しめるラブロマンス映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ビフォア・サンライズ(恋人までの距離)」(1995)です。

パリに向かう長距離列車の中で些細な事からオーストリア夫婦が口喧嘩を始めた。それを聞いていたフランス人大学生セリーヌ(ジュリー・デルピー)と米国人大学生ジェシー(イーサン・ホーク)はその場を離れて食堂車へ移動する。二人は意気投合し、次の駅ウイーンで降りて、翌朝のフライト迄ブラブラとウィーンの街を散策することにしたのだった…

 

実は、最近鑑賞したリチャード・リンクレイター監督「ヌーベルヴァーグ」と言う映画が大変面白かったので、偶々所有していたリンクレイター監督作品「ビフォア・サンライズ」を見てみることにしました。

この作品は少し変わったラブロマンス映画で、偶然乗り合わせた長距離列車で知り合ったセリーヌとジェシーが意気投合して、翌朝のフライトまでウィーンの街をブラブラと散策する映画で、下手に作れば本当にツマラナイ映画になってしまいますが、キャスティングとシナリオがまあ良く出来ているので、互いの会話を楽しめる作品になっています。

 

ウィーンの街なので、カフェで一杯とか、勿論あの「第三の男」に登場したウィナー・リーゼンラート(大観覧車)も登場し、二人は人生についてとか、まあ在り来たりの問題について討論したりして、その夜を過ごしていきます。その辺りが少しもどかしい感じですが、私が一番面白いと思ったのは、ドナウ運河沿いを二人で散策している時、恋人の為の詩を書く男が登場し、「ミルクシェイク」と言う言葉を使って「妄想の天使」と言う詩を創作するシーンが、ちょっと馬鹿々々しくて面白かったかな。

 

そして、映画は、よくある様に六か月後に再び同じ場所で再開しようと約束して別れることに。そして、この作品どちらかと言えば、イーサン・ホークではなくジュリー・デルピーの映画ですネ。うーん、彼女とても素晴らしく、輝いていました。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。             八点鍾

 

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「シッピング・ニュース」地味な映画ですが意外な拾い物、キャスティングも良く楽しめました…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「シッピング・ニュース」(2001)です。

 

NYの新聞社でインク係として働くクオイル(ケビン・スペイシー)は運のない男だった。地元のコブ付き娘ペタルと一緒になるが、クオイルに愛想を尽かして彼と別れ、自身は別の男とドライブ中事故を起こして死んでしまう。娘ペタルは彼女が闇市場へ売り飛ばしたものの警察が保護して彼のもとへ。何やかんやで6千ドル使ってしまい、又彼の両親も亡くなってお手上げ状態だった。そんな時、彼の叔母アグニス(ジュディ・デンチ)が現れ、一緒に祖先の地へ行こうということになり、ニユーファンドランド島へ向かう。

そこで彼はローカル紙の新聞記者として働き、ある時未亡人ウェイヴィー(ジュリアン・ムーア)と会いのだが…

 

監督はあの「サイダーハウス・ルール」で名を上げたラッセ・ハルストレム、その昔シンガポールで鑑賞しましたが、良く理解できませんでした。とてもプアーな英語力なので…

が、今回この作品意外な拾い物と言って良い程、とても良く出来たラブロマンスでした。但し全体に地味な造作なので人によってはちょっとね、と言う方もいるかと思いますが。

 

まず、ニューファンドランド島の美しい且つ厳しい冬の風景が良いですね。加えて、美しいジュリアン・ムーア、特に今回は品の良い美しさで。ケビン・スペイシーはいつものようにステキですが、金無し女房事故死コブ付き状態の中年男性と言う役柄で余り美しくありません。

でも、ローカル紙仲間の面々がなかなか良くて、スコット・グレン、ピート・ポスルスウェイト、リス・エヴァンス等な好い処を見せてくれてうれしい限りです。

勿論ジュディ・デンチも素晴らしく好い役なのでなかなか見せてくれますが、今回はなんと言っても、素晴らしいのは不死のスコット・グレンでしょう。

いつもは荒くれ男とかワル役が多いのですが、こんなに素晴らしい役割は初めてでしょう。うーん、本当に素晴らしいです。

 

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番外編 新作映画の紹介 「ディガー」

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。あのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督新作映画「ディガー」予告編のご紹介です。

 

                     

 

 

 

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     大金持ちの石油王の映画らしいですが、予告編にはF35、B2ステルス爆撃機も登場し破天荒の映画の様です。ホントウに楽しめそうな映画になっているようで美しいです。

                               八点鍾

 

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