「真夜中の刑事/PYTHON357」アラン・コルノー監督のノワールスリラーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「真夜中の刑事 パイソン357」(1976)です。

f:id:wedplain:20210225173132j:plain

アラン・コルノー監督は、ノワールスリラーだけでなく文芸物を得意とする監督で、このブログではメルヴィル監督「ギャング」のリブート作品「マルセイユの決着」(2007)を紹介しています。この作品は、彼の初期の作品でイヴ・モンタンが主演しています。

 

映画のオープニング、パイソン357用マグナム弾を自作する刑事フェロー(イヴ・モンタン)の寡黙で孤独な描写が光ります。そう「仁義」の特殊弾丸製作のあのシーンを彷彿させます。

 

深夜、オレリアンの教会で石像強盗を逮捕したフェローは、シルビア(ステファニア・サンドレッリ)と知り合う。やがて恋仲になるのだが、彼女はフェローの上司ガネイ署長(フランソア・ペリエ)の愛人だった。

ある時、ガネイとシルビアは些細なことから争い、シルビアを殺してしまう。ガネイは証拠隠滅を図り逃げるが、その後フェローが彼女の部屋を訪れ、タイプに伝言をタイプして立ち去る。

 

ガネイは妻(シモーヌ・シニョレ)にシルビアを殺したこととすぐに別の愛人が部屋に来たことを話すと、彼女はその愛人が殺したことにしようとガネイに持ち掛けるのだが・・・

 

こう書くとなかなか面白いプロットなのですが、展開が良くなくて、うーん、辛い一編です。

エリオ・ペトリ監督「殺人捜査」(1970)という映画では、捜査課長が情婦を殺してわざと証拠を残して・・という映画でしたが、今回は、残した証拠を見つけて消滅させるという荒業で、もう少し上手く動いてもらうと・・・

でも、先述した様に冒頭の弾丸自作のシーンとか、ガネイの妻がフェローに全て主人がシルビアを殺害したと告白するシーンはとても素晴らしいのですが。

最後に、フェローがオレリアンのスーパー、カルフールに入った武装強盗団と贖罪の為に対決するーンもなかなか良いんですがね。

 

本当は、次の作品「メナース」(1977)殺人容疑で逮捕された恋人を救う為、偽装殺人をして恋人を釈放させカナダに逃亡するサスペンススリラーを紹介したかったんですが、手に入らなくて。又、別の機会に。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。       八点鍾

f:id:wedplain:20210225173215j:plain

f:id:wedplain:20210225173237j:plain

f:id:wedplain:20210225173257j:plain

f:id:wedplain:20210225173320j:plain

f:id:wedplain:20210225173347j:plain

殺人捜査 ご存知ジヤン・マリア・ボロンテ

f:id:wedplain:20210225173439p:plain

メナース

www.youtube.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

「フルメタル・ジャケット」スタンリー・キューブリック監督の独特な味わいのある戦争映画ですが・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フルメタル・ジャケット」(1987)です。

 

f:id:wedplain:20210224114405j:plain

 

完全主義者スタンリー・キューブリック監督のベトナム戦争を扱った映画です。この作品、構成が凄いと思います。約2時間の映画で前半約50分がパリス・アイランドにある海兵隊訓練キャンプでの新兵訓練になっています。

 

この映画は、グスタフ・ハスフォード著「ショート・タイマーズ(短期現役兵)」を原作としており、原作通りですが普通のハリウッド映画であれば、サラリと流すところスタンリーはコテコテに描写するんですね。ハートマン先任軍曹(R・リー・アメイ)のセリフが怖いぐらい。

 

この映画を見て、戦前の戦意高揚映画、山本嘉次郎監督「ハワイ・マレー沖海戦」(1942)とか今井正監督「海軍特別年少兵」(1972)を思い出すのは私だけではないでしょう。「ハワイマレー・・・」では、猛訓練をしてこそ戦果が挙げられ戦死してもそれは誉れということを、「海軍・・」では、年端もいかない兵士がこんなにひどい訓練を受けて、戦争は絶対反対というメッセージが込められていますが、「フルメタル・・・」は淡々と兵士を鍛えるということはと言う感じで。

 

一般に言われることで、戦争映画と言うジャンルは色々と誤解を生じます。反戦映画として制作したが、好戦映画と捉えられたりして。そして、淡々とその戦いを描写するのが、一番誤解されにくいと思われるので、こういうスタイルを取ったのでしょう。彼自身、戦争を描きたかったと言っていますし。

 

訓練キャンプの最終日にパイル二等兵がハートマン軍曹を射殺して自殺しますが、ジョーカー二等兵(マシュー・モディーン)は、海兵新聞星条旗の報道員としてベトナム、ダナン基地へ移動する。ここでナンシー・シナトラ「にくい貴方」がバックにかかり、これがまた素晴らしいの一言。

 

時は1968年1月30日の少し前、すぐに北ベトナム、NLFの攻勢が始まり、ジョーカー二等兵はフエ攻防戦の取材に駆り出される。相棒のラフターマンと共に。鉄兜に生来必殺と書き、胸にはピースマークのバッチを付けたジョーカー二等兵、笑えます。フエ市街地攻撃シーンでは、ステディカムを用いた移動撮影が素晴らしい。又、H-34ヘリ、M41軽戦車が登場するのもとても良い。

 

ニュース班の取材で、ジョン・ウェイン、アン・マーグレット、ラクウル・ウェルチ等出て来るところが時代を感じさせて、ジョーカー達はフエ占領地の偵察へ。

そして、Vz58アサルトライフルを持つベトナム女性狙撃兵の罠に落ちてクソ地獄まっしぐらと・・・

 

本当に良く出来た戦争映画です。兵士達を淡々と捉えているのが素晴らしいと思います。変に思想的なことを言わないのもいいと思います。戦争そのものを冷静に見つめている感じで。感情的な描写が多い「プラトーン」よりこの作品とかデ・パルマ監督「カジュアリティーズ」が好ましいと思います。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

追記 

その昔読んだ原作には、ジョーカーとカーボーイとの出会いは、ダナン基地の映画館でジョン・ウェイン主演「グリーン・ベレー」を見終わった時だったと思います。映画「グリーン・ベレー」を揶揄してなかなか面白かったと記憶しています。「フルメタル・・・」になかったのは残念です。

もう一つ、このテト攻勢がこの戦争のターニングポイントになりました。サイゴンでは米大使館が襲撃されたり、カメラマンエディ・アダムスが撮影した解放戦線兵士を公開処刑した写真が全世界に配信されて、米国の継戦意志を削ぎ落したのは事実で、戦闘では勝利しましたが、政治戦略では大敗したと言って良いでしょう。

f:id:wedplain:20210224114531p:plain

f:id:wedplain:20210224114558j:plain

f:id:wedplain:20210224114626j:plain

f:id:wedplain:20210224114653j:plain

f:id:wedplain:20210224114722j:plain

f:id:wedplain:20210224114744j:plain

f:id:wedplain:20210224114811j:plain

f:id:wedplain:20210224114834j:plain

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com







 

「特攻野郎 Aチーム THE MOVIE」野郎ども !さあ、パーティーだ !! という映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「特攻野郎 Aチーム」(2010)です。

f:id:wedplain:20210223113020j:plain

この作品は、TVで好評を得たジョージ・ペパード「特攻野郎 Aチーム」の劇場版です。映画版は、リーアム・ニーソンがハンニバル、ブラッドリー・クーパーがフェイス、クイントン・ジヤクソンがB.A、シャールト・コープリがマードック、ジェシカ・ビールとパトリック・ウイルソンが共演しています。

 

監督が、「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」「THE GREY 凍える太陽」で冴えたの腕前を見せてくれたジョー・カーナハンなのでとても面白いです。脚本もカーナハンが絡んでいるので、若干マンネリ気味のお話ですがうまく纏めています。

 

イラク戦争末期、偽ドル札原版と偽札を回収する任務を受けたAチームは、民間軍事会社のパイク達を出し抜いて、偽札と原版を手にしたが、裏切りに遭って原版を盗まれ、司令官は爆死してしまう。

 

Aチームは軍法会議にかけられて、刑務所に送られるがCIAのリンチ(パトリック・ウイルソン)の協力により脱獄、汚名をはらす為にパイク達の追跡を開始する・・・

 

冒頭のメキシコでのアクションから始まり、イラクでの偽札強奪作戦、飛行場でのカーチェイス、C130輸送機と無人攻撃機との空中戦、特にフランクフルトでのケーニッヒ銀行から原版を盗み出すアクションシーンはとても巧いと思います。

勿論、ラストはロサンゼルス港でのアクションは派手ですが、こうアクションが続くとすこしばかり貧食気味になってしまいます。でも、何も考えずに楽しんでいただく映画なのですから。

 

ジョー・カーナハン監督は、こういう作品ではガッチリと稼いで頂き、次作は思い入れの強いテーマを選んだ力作をお願いしたく思います。

 

ブログ作成にBD版を鑑賞しています。           八点鍾

f:id:wedplain:20210223113318j:plain

f:id:wedplain:20210223113340j:plain

f:id:wedplain:20210223113403j:plain

f:id:wedplain:20210223113423j:plain

f:id:wedplain:20210223132540j:plain

f:id:wedplain:20210223132610j:plain


www.youtube.com

www.youtube.com




 

「ズーランダー」おバカな男性ファッションモデルが暗殺事件に係わるコメディ映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ズーランダー」(2001)です。

 

f:id:wedplain:20210222150352j:plain

 

 超おバカな男性ファッションモデル、ズーランダーが大活躍する映画です。ズーランダーを「メリーに首ったけ」でブレークしたベン・スティラーが演じます。そう、チ〇コをジッパーに挟むあの映画です。だから、そういう下ネタはありませんが、結構笑わせてくれます。監督、原案、脚本、製作にもベン・スティラーの名前が入っているので気合が入っています。

 

映画は、マレーシアの新首相ハッサンが最低賃金を引き上げたため、米国ファッション業界は、ハッサン首相が米国訪問時に暗殺しようとムガトゥ(ウィル・フェレル)に依頼する。おバカで調子物のデレク・ズーランダー(ベン・スティラー)を利用しようと。

 

ズーランダーはモデル・オブ・イヤーにライバルのハンセン(オーウェン・ウィルソン)に敗れ、仲間とオレンジ・モカ・プラペチーノを飲み、帰り道で車に給油時に、ノリノリでガソリンをまき散らし、仲間は全員焼死してしまう。余りの馬鹿々々しさに大笑いしてしまいました。

 

ズーランダーは責任を感じ、故郷ペンシルベニアに帰り、炭鉱で働こうとするが、父兄弟から総スカンを受け、再びNYへ。兄役でヴィンス・ヴォーンがチラリと登場。

ズーランダーは、ムガトゥに新しいファッションショーのモデルとして雇われ、リラクゼイションとして洗脳されて「リラックス」の曲を聞くと、性格が変わりハッサン首相に襲い掛かるように組み込まれるのだが・・・・他にミラ・ジョヴォヴィッチが悪女役で登場し、珍しやシトロエンSMがチラリと出てきます。

 

又、カメオ出演が多く、例えば元大統領トランプ氏、デヴィット・ボウイ、ナタリー・ポートマン、ウィノナ・ライダー、ヴィクトリア・ベッカム等々

 

ベン・スティラーが笑わせてくれます。キメ顔「ブルー・スティール」「ル・ティグル」、どう見ても同じ顔ですが・・・ 

真顔でこれをやられると吹き出してしまいます。

 

そして、ラストシーンは新しいキメ顔「マグナム」を産みだして、映画はハッピーエンドで終わります。

 

意外な拾い物と言ったら怒られるでしょうか? 2016年に「ズーランダー2」が製作されましたが、思ったほど面白くありませんでした。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。

f:id:wedplain:20210222150436j:plain

f:id:wedplain:20210222150507j:plain

f:id:wedplain:20210222150530j:plain

f:id:wedplain:20210222150553j:plain

f:id:wedplain:20210222150617p:plain

f:id:wedplain:20210222150637j:plain

f:id:wedplain:20210222150657j:plain

www.youtube.com    イタリア語版です

www.youtube.com

  

 

 

「ダイ・ハード /ラスト・デイ」運の悪い男、不死身の男がモスクワで大暴れするのですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013)です。

f:id:wedplain:20210221161553j:plain

「ダイ・ハード」(1988)でブレークしたブルース・ウィリス主演のシリーズ第五作です。前述したように今度はモスクワを戦場にします。さすが不死身の男ジョン・マクレーンです。彼はあのジョン・ウェインの様な物です。

 

モスクワで音信不通の息子が警察に拘束されたということでジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)はモスクワに降り立った。

裁判所に連れ出された息子ジャックは、突然裁判所が爆破され、政治犯コマロフを連れて逃亡を始める。そこに現れたジョンは、息子の行動に驚く。そして、逃亡する息子を追跡するが、もう一つのグループ、アリク達もジャックを追跡し始める。

 

モスクワの街を破壊しながら、逃げるジャックと追う戦闘装甲車とジョンが運転するウニグモとGワーゲン(ウニグモは途中衝突で破損)のチェイスシーンは中々の迫力。

アリクの追跡をかわして、コマロフの娘イリーナとホテルで会うことになったが、そこでもアリク達が追って来て、仲間と思っていた娘イリーナの裏切りによってコマロフは連れ去られてしまう。

マクレーン達に襲い掛かるMi-24武装ヘリ、でも不死身のマクレーンですから、さっとかわしてアリク達をナイトクラブの駐車場に停めてあった高級車マイバッハで追跡を開始するのだが・・・

 

正直、「ダイハード」シリーズの第五作目ですから、アクションのテンコ盛りです。こちらとしては、ホンをもっとしっかりと書いて、もっと丁寧に製作して欲しいと思います。

ホンですね、もっとホンをしっかり作って欲しいと思います。スタンリーも黒澤も、映画は先ずホンだと明言しているように、ホンをしっかり作って欲しいと思います。

まあ、のんびりと鑑賞するだけならこの作品でもいいですけど。だから、この作品もったいないと思います。

 

例えば、メルセデスのウニグモという珍しい車でマクレーンが敵の戦闘装甲車を追跡します。このウニグモはタイプによって操縦席のスイッチで右に行ったり左に行ったりするものもあります。せっかくこの車を使うのなら、その車の長所をホンに盛り込んでもらうともっと面白くなったと思います。監督は「エネミー・ライン」のジョン・ムーア。

 

もともと「ダイハード」という映画そのものがエナジードリンクの様な物ですが、もっとホンを面白くすればさらに興行成績を上げることが出来たと思いますが。

但し、この作品、米国内では興行成績は今一つと聞きましたが、海外では思いのほか良く3億ドルを超えたと聞いています。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

f:id:wedplain:20210221162336j:plain

f:id:wedplain:20210221161840p:plain

f:id:wedplain:20210221161910j:plain

f:id:wedplain:20210221161935j:plain

f:id:wedplain:20210221161956j:plain

f:id:wedplain:20210221162016j:plain

f:id:wedplain:20210221162157j:plain

www.youtube.com

www.youtube.com

 

「Mank / マンク」傑作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「Mank/マンク」(2020)です。

f:id:wedplain:20210219095750j:plain


 

この作品は、ノワールサスペンスの得意なデビッド・フィンチヤーが監督した脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画です。不勉強な私は、最近まで傑作「市民ケーン」は天才オーソン・ウェルズが執筆したものと思っていた。「市民ケーン」はオーソン・ウェルズのワンマン映画だからですが。

 

でも、この作品を見るとシナリオ第1稿はハーマン・J・マンキーウィッツが執筆し、ウェルズが改編しているようです。ウェルズがどれくらい改編しているか分かりませんが。この作品の脚本は、監督の父親ジャック・フィチャーが書いています。

 

脚本家ハーマン(ゲイリー・オールドマン)は、同乗していた車の事故で治療終了後、ノースヴァード牧場に缶詰めになってオーソン・ウェルズの新作映画の脚本をすることになった。期間は90日だが、オーソンから電話が入り、60日だと言われた。まだ、90ページほどしか書きあがっていたなかった。

 

アシスタントは英国人のリタ、口述タイプ出来る専門家。が、夫はRAFのパイロット、英国はドイツと交戦中なので、時々夫のことが心配になる。

ハーマンは酔いどれ男。酔っては昔のことを思い出す。ハーストの愛人マリオンのこと、パーキンソン病で自殺した友人シェリーのこと、政治家シンクレアのこと、ハーストのこと、メイヤー、タルバーグのこと等々。

 

やがて、脚本が出来上がる。それは素晴らしい傑作だ。時間軸を打ち壊した今までにない脚本だったが、皆ハーストに喧嘩を売ることになるのでやめとけと。オーソンは凄い脚本だ、映画にするので俺がすべてかぶろうと。が、ハーマンはクレジットに出して欲しいと・・・

 

とても良く出来た映画です。大変興味深く鑑賞しました。でも、この作品少なくても「市民ケーン」という映画が映画史に置いてどういう位置づけをされている映画なのかを知らないとこの映画は苦痛以外の何物でもないでしょう。

 

個人的には、フィンチャー監督は「セブン」「ファイトクラブ」「パニックルーム」「ゴーンガール」の系列の映画を撮って欲しいと思います。この作品、「ソーシャル・ネットワーク」より好きですが、別にフィンチャー監督が撮らなくてはいけないような作品ではないと思います。

 

もう一つ、ハーマンはハーストのおかげで30年代の不況を乗り切れたのに、いくらマリオンの為とは言え、あの脚本を書き上げるとは。「市民ケーン」はハーストをモデルにしているとはいえ、描き方はかなり同情的な感じを私は持ちますが。

 

でも、日本人だとこういうことはあまりしないと思いますが。こういうところが日本人には良く分からないところですが。         八点鍾

 

追記 

映画の中で、ハーマンはシンクレアがカルフォルニア州知事に落選したことを残念に思っているようですが、多分彼が州知事に当選しても不況を克服できなかったと思います。私も学校でニューディール政策が効果的だったと教えられましたが、実際は違ってあまり効果的ではありませんでした。

一番の効果は、日本海軍による真珠湾攻撃でした。これにより米国は物凄い財政出動を行い、大恐慌を克服することになります。口の悪い経済学者はウォーデールと言います。例えばミルトン・フリードマン(1976年ノーベル経済学受賞)は、超一流の経済学者なので「大恐慌を終わらせたのは、第二次世界大戦と軍事支出だ」と言っていますが。

 

f:id:wedplain:20210219095827p:plain

f:id:wedplain:20210219095915j:plain

f:id:wedplain:20210219095941p:plain

f:id:wedplain:20210219100005j:plain



f:id:wedplain:20210219095848j:plain

www.youtube.com

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

「ナイト・オブ・ザ・スカイ」ミラージュ2000をたっぷり見せてくれるエイビエーションムービーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ナイト・オブ・ザ・スカイ」(2005)です。

 

f:id:wedplain:20210218063322j:plain

 

もし、あなたが飛行機野郎で、デルタ翼のダッソーミラージュ戦闘機が好きであれば、この作品は大満足な作品となることでしょう。少しばかり、後半韋駄天の様にストーリーだけを追い駆けている嫌いはありますが。多分、フランス人はそれをエスプリと呼ぶことでしょう。

 

映画は、ファーンボロー国際航空ショーから始まります。一人のパイロットが拉致されて、車の中で射殺され、別のテストパイロットがデモ飛行用ミラージュ2000に乗り込み、空域を離れて失踪します。当局は、北海で訓練飛行をしていたフランス空軍のペア、マルチェリとセブのミラージュ2000を派遣し追跡させます。

 

民間空域でエアバスの後部下方の処を飛行していたのをマルチェリとセブは、失踪機を見つけ出すが逃亡し、空戦になってしまう。セブの後ろに着いた失踪機は空対空ミサイルを発射しようとするので、マルチェリは20ミリ機関砲で撃墜してしまう。

 

が、実際は9.11テロを模した防空テストで、マルチェリはそうとは知らずに、テスト機を撃墜してしまい、軍法会議に掛けられる。その結果は軍籍を剝奪され、民間航空サービスで働くが、今度は米国製F-16戦闘機とミラージュ2000戦闘機の優位性を比較する空のキャノンボールレースパイロットを依頼されそれに挑むのだが、その奥に欧州を驚愕させるテロ組織の陰謀が・・・

 

前述したようにデルタ翼のミラージュ2000戦闘機がたっぷりと登場します。うーん、美しい。

F-15イーグル,F-14トムキャット,F-18ホーネット等の米国製戦闘爆撃機より欧州製戦闘爆撃機がたっぷり見たい人にはお薦めの映画です。

でも、後半お話が少しばかり駆け足になるのでしっかり見ていないとストーリーが判らなくなります。もう少し、プロットを整理した方が良いと思いますし、丁寧な描写を心がけて欲しいと思います。監督は「TAXi」のジェラール・ピレス。

 

でも、訓練空域にいたペアのミラージュ2000がフルブーストで民間空域に一気に上昇するシーン、南フランスでアルファジェットの訓練シーン、砂漠の飛行場を低空飛行で音速を超えるシーン、F4U機上でのストリップショーなどあまり見ることの出来ないシーンがテンコ盛りで・・・

 

主演はブノワ・マジメル、クロビィス・コルニャック等。マジメルは、髪をクルーカットに決めて、とても精悍な飛行機野郎を演じています。うーん、美しいです。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。   八点鍾

f:id:wedplain:20210218063359j:plain

f:id:wedplain:20210218063429j:plain

f:id:wedplain:20210218063450j:plain

f:id:wedplain:20210218063517j:plain

f:id:wedplain:20210218063537j:plain

f:id:wedplain:20210218063610j:plain

f:id:wedplain:20210218063745j:plain

www.youtube.com