レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「フォロウィング」ノーラン監督処女作であるノワールスリラー映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フォロウィング」(1999)です。

 

 

作家志望の男ビル(ジレミー・セオボルド)は、小説を書く為に人を尾行している。ある時尾行している事を相手コッブに悟られてしまったが、彼は押込み強盗を生業にしてあり、ビルは彼の生き方、恋人らしいブロンド女性に興味を持ち始めるが、それは危険な第一歩だった…

今をときめくスーパーディレクター、クリストファー・ノーラン監督処女作です。モノクロ作品で、上映時間は約70分と言う小品です。最近ミニシアターで公開していたので鑑賞してみました。

ロンドンの街を舞台にしたノワールスリラーですが、結構いける作品で、時間軸が行ったり来たりと編集に凝った作品で、シロウト臭さもあり少し見辛らさもありますが、正直とても面白かった。

英国製暗黒映画、ノワールスリラーと言えば、まずマイケル・ケイン主演「狙撃者」を思い出しますが、若干、全体にそんな雰囲気も漂い、なかなか見せてくれるのが楽しいですね。

ラストの"危険な罠"も良く出来ておりアラアラと言う感じの映画で、私は満足しました。でも、この作品を見る限りノーラン監督が、その後こんなに成長して大監督になるとは想像できませんでした。運命ってわかりませんね。

ただ、私が鈍いだけかもしれませんが。             八点鐘

 

追記 「フォロウィング」に続き、未見「メメント」も公開されるようなので鑑賞する予定です。

 

 

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「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」R・ゼメキス監督の成功したロマンチックコメディ…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」(1984)です。

 

人気ロマンス作家ジョーン(キャスリーン・ターナー)は、突然コロンビアにいる姉から電話を貰った。彼女曰く、郵便でジョーン宛に地図を送りました、その地図を持ってコロンビアのカルタヘナ市へ至急来て頂戴と。

ジョーンはコロンビアに飛ぶが、空港からカルタヘナ市へ行くバスを間違えて、彼女は山奥へ、そんな時地図を狙っていた秘密警察ゾロ大佐に拳銃を突き付けられてるが、突然現れた冒険家ジャック(マイケル・ダグラス)と銃撃戦になって…

軽いアクションロマンチックコメディとして大変良く出来ています。特にロマンス作家ジョーンを演じたキャスリーン・ターナーとマイケル・ダグラスが、危機又危機のピンチを乗り越えて、たっぷりと観客を楽しませてくれます。うーん、美しいです。

監督ロバート・ゼメキスも調子よく、とても良いテンポでアクションを散りばめて、観客をワクワクさせてくれると思います。グロい描写も殆どなく、大人の方からお子さん迄どんな方でも楽しませてくれるのがこの映画の良いところだと思います。

但し、もう少し迫力とかハードなアクションが見たい方は、別の作品が良いかと思います。ゼメキス監督はスピルバーグの様なスタイルの映像作家なので。

ラストもロマンチックな感じで、快いラストになっています。この作品がヒットしたので続編「ナイルの宝石」(1985)もありますが、こちらはF16複座戦闘機を使用したアクションもありますが、全体にダルな感じであまり美しくありません。

お暇の方は、ご覧ください。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。             八点鐘

 

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www.youtube.com            ナイルの宝石 予告編






「私がやりました」フランソワ・オゾン監督のノワールコメディですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「私がやりました」(2023)です。

 

駆け出し女優マドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)と新人弁護士ポーリーヌ(レベッカ・マルデール)は貧しく二人で部屋をシェアして生活している。そんな時、マドレーヌが映画プロデューサーモンフェランに呼ばれ彼の邸宅へ出掛ける。が、怒って帰って来る。そんな時、国家警察ブラン警部が訪ねて来て彼女は逮捕される。弁護士ポーリーヌは彼女を救う為、裁判で彼女の弁護を担うのだが…

フランソワ・オゾン監督の最新作、残念なことに日本では彼の映画ぐらいしか定期的に上映されません。今回、劇場で見損なったのでBD版を鑑賞しました。

この最新作「私がやりました」は、若干緩い構成ですが、軽いノワールコメディで良く出来ています。オマケに後半とても重要な役であのフランス映画界の大女優イザベル・ユペールが登場するので、これで面白くないわけありません。うーん、美しいです。

オゾン監督は、冤罪を扱った女性映画で、1930年代の戯曲を基にシナリオを作成したとBDの特典映像で話しています。

コロナのブロックダウンが解除されたので、明るいコメディを出掛けてみたかった。女性を主人公にしたコメディ映画を。30年代のある戯曲に興味を持ち、手掛けて見ようということになった。30年代のフランス女性は選挙権も無く、小切手も持つことが出来なかった。当時、女性が絡む特異な犯罪が多く、映画ではセリフだけですがパパン姉妹事件、ヴォレット・ノジエール事件等起こり、そんな雰囲気も取り入れて見たかったと発言しています。

ほら、私は見ていませんが、ロミー・シュナイダー主演「地獄の貴婦人」という映画もあります。ドロドロの映画だそうですが、この作品も30年代のフランスを舞台にしています。

とは言っても、前述したように軽いノワールコメディなので誰がご覧になっても楽しめる映画になっています。あのビリー・ワイルダー映画の様で…

とても良い映画なので、見逃した人は配信、2番館、レンタル等でお楽しみください。

                                  八点鐘

 

 

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こういう映画ですが

 

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fr.wikipedia.org   この事件は日本語のサイトがありませんので悪しからず

 

 

 

 

「女ガンマン 皆殺しのメロディ」ラクエル・ウェルチ主演のカルトなB級復讐西部劇ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「女ガンマン 皆殺しのメロディ」(1971)です。

 

ハニー・コールダー(ラクエル・ウェルチ)は、夫ジムと幸せな生活を送っていたが、銀行強盗に失敗したクレメンス兄弟に襲われて、夫は殺されハニーは凌辱されてしまう。ジムを埋葬中に訪れた賞金稼ぎトーマス・プライスに銃の扱い方を教えてもらい、彼女は復讐の旅に出るのだった…

と書くと中々面白そうに思いますが、全体に低予算でキレが悪くいま一つの感じです。でも、あの「ミクロの決死圏」「恐竜100万年」「マイラ」「シーラ号の謎」のラクエル・ウェルチが主役を張っているので退屈はしませんし、又キャストがなかなか良いんですね。うーん、美しいです。

例えば、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・カルプ、ジャック・イーラム、ストローザ・マーチン、クリストファー・リーそしてスティーブン・ボイドと充実しているので結構楽しめます。あのタランティーノ監督「キル・ビル」の元ネタの様な感じなので、カルト的な映画なのでしょう。良く判ります。

最後にラストの廃墟となった刑務所での対決ももう少し盛り上がると良いのですが…

監督は脚本家出身のバート・ケネディ、登場するガンマンが持っている個性的な拳銃も良いのですが、もう少しマニアックな描写が有れば、更に高評価になったと思います。

 

このブログ作成に作品をアマゾンプライムにて鑑賞しています。     八点鐘

 

 

 

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「ボーン・アイデンティティー」とても良く出来たエスピオナージスリラー映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ボーン・アイデンティティー」(2002)です。

 

 

地中海マルセイユ沖、深夜一人の男(マット・デイモン)が漁船に救助される。男は銃創があり、臀部にスイスチューリツヒ銀行の貸金庫番号を表示するマイクロカプセルが埋め込まれていた。記憶を失っていた男はマルセイユに着くとチューリッヒに向かい、銀行を訪ね、貸金庫の中を確認する。そこには多くのパスポートと現金、SIG Pro SP2009拳銃が収められていた。パスポートにはジェイソン・ボーンと名前が記されていた。彼は記憶を取り戻すべく、パスポートに記載されていたパリの住所へ向かうのだった…

この手の映画としては、あの007シリーズ、ミッション・インポッシブルシリーズと同じくらい成功したシリーズ物だと思います。

この作品の場合、カッティング編集がとても素晴らしく、又テンポが好い。例えば、雪の降る深夜、公園ベンチで寝ているボーンを不審に思ったスイス警察官が職務質問をしようとしますが、あっという間に叩き伏せるシーン等その典型です。チューリッヒの米国領事館での逃亡劇も素晴らしく、ワクワクさせてくれます。

さらに、パリのレジデンスで敵の暗殺者、ガリルMAR自動小銃を乱射する暗殺者を仕留めるシーンも良く出来ていると思います。こんな感じで物語が展開し、パリでのカーチェイスを含めて、この手の映画大好きな人はたまらないプレゼントだと思います。

領事館に偶々居合わせたドイツ女性マリーの扱いも良く、物語は淡々と進んでいき、ラストとのアクションもリアルというか実戦的で小刻み良く、映画としては大成功の部類だと思います。監督はダグ・リーマン。

この映画は興行的に成功していますが、シリーズ物の宿命として段々と鮮度が落ちている感じで、今後何がしかの対策が必要な感じがします。主人公を若手にして、よりハードなエスピオナージスリラー映画を期待していますが。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鐘

 

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「チャイナ・シンドローム」ベンタナ原子力発電所中央制御室で何が起きたのか…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「チャイナ・シンドローム」(1979)です。

 

 

キンバリー(ジェーン・フォンダ)は、硬派なレポーターを目指してやっとチャンスが巡ってきた。ベンタナ原発を取材する許可を得たところだった。キンバリーはクルーと共に取材すると、その中央制御室では何やらトラブルが起きているようだった。カメラマンのリチャード(マイケル・ダグラス)は、秘かにカメラを回してその様子を録画した。

キンバリー達はそれを原子力関係の専門家に見せると、彼らはこれは炉心溶融の一歩手前ではないかと言う。キンバリーは中央制御室の責任者ゴデル(ジャック・レモン)を捕まえて、真相を突き止めようとするのだった…

その昔、二番館で鑑賞した時は、あまりピーンとこない社会派サスペンスと言う印象しかありませんでしたが、最近DVDを購入再見した処、とても良く出来た社会派サスペンスだということが理解出来ました。

当時、米国スリーマイル島原発事故がありましたが、日本では原発関係の大きな事故も無く、その後東日本大震災による津波で2011年3月11日福島原発事故を経験し、私はこの作品が描いたことの重大さをより認識できるようになったと思います。

そういう意味でこの映画はフィクションですが、大変よく描けていると思います。この作品の場合は、あくまでも人為的なミスによる炉心溶融未遂事故ですが、それを告発するか否かで責任者ゴデルが中央制御室を占拠して、問題をTVにて放映しようとするが、会社側がSWATチームを派遣して始末しようするサスペンスにしています。それはそれで痛い程良く出来た社会サスペンスになっています。中央制御室を占拠してからのジャック・レモンの演技がとても素晴らしくて、美しいと思います。

但し、この作品の場合、設計通りに原発を建築していれば問題なく、原子力発電は人類に必要ないというスタンスの方々には物足りないかも知れませんが。

とても良く出来た映画なので興味ある方は、是非ご覧いただくようお願いします。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。             八点鐘

 

追記 ゴデルはBMW2002に乗っていてなかなかお似合いです。クーゲルフィッシャーかな、と気を回してしまいましたが。

 

 

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「ホワット・ライズ・ビニース」オカルテックなサスペンススリラー、後半ヒッチサスペンス全開で美しいです…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ホワット・ライズ・ビニース」(2000)です。

 

クレア(ミシェル・ファイファー)は、大学教授の夫ノーマン(ハリソン・フォード)と湖畔の家で静かに暮らしている。娘は大学に進学して今は二人きりで、そんな中クレアの周りでは何か奇妙な出来事に気付くのだった。隣人の奥さんの姿が消えたり、玄関の扉が開いたり、通気口にある奇妙な鍵、ノーマンの額が落ちたり、浴槽に映った女性の影とか何か不思議な出来事が起こっているのではと考えていた。

そんな時、友人ジョディと交霊会を試るが上手く行かなかったが、何かが自分の周りで起こっていることを感じるのだった…

ヒッチコックタッチのサスペンスミステリーです。特に後半の浴槽でのサスペンスが効いているというか、素晴らしいと思います。うーん、美しいです。

映画としては、オカルテックな味付けで少し分裂気味ですが、ラストのシーンが良いから、この映画大好きです。ゼメキス監督って、ヒチコック監督がとても好きなんだということが良く判りました。と言うより、この手の映画を製作する場合、ヒチコックスタイルを自分なりに昇華して製作するしかないのですね。だから、麻酔薬ハタロンを使い、浴槽での自殺を演出するシーンはもう涙物で…

130分と上映時間が少し長い、特に前半が長いですが、この手の映画が大好きな方は楽しめると思います。

このブログ作成にDVD輸入盤を鑑賞しています。         八点鐘

 

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