レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「逆転」(1963)です。

ノーベル文学賞を授与されることになったアンドリュー(ポール・ニューマン)は、ストックホルムのグランドホテルに到着した。彼はそこでアテンドのインガ(エルケ・ゾマー)を紹介された。又、マックス・物理学賞を授与されるストラットマン(エドワード・G・ロビンソン)も知り合う中になった。その夜、マックスは旧友に会い、旧友から東ドイツに亡命するように求められるが、彼は拒否するが反対に拉致されてしまうのだが…
ポール・ニューマンがノーベル文学賞受賞するアンドリューに扮して、文藝物以外にもパルプ探偵小説を執筆して生計を立ており、その鋭い勘でノーベル賞授与式での陰謀を暴くサスペンススリラーです。
監督はあの「チャンピオン」「トコリの橋」「哀愁の花びら」のマーク・ロブソン、本作はあのヒチコックスタイルのサスペンスで中々の腕前を見せてくれます。うーん、美しいです。
中盤、呼び出されたアパートから運河に落とされるアンドリュー、そこにダグボートが現れてアンドリューをスクリューでズタズタにしようとするが間一髪で脱出するシーン、敵に襲われバスタオルだけでヌードクラブに逃げ込むアンドリュー、なかなか見せてくれます。
ラスト、ストラットマンが拉致された東ドイツ貨物船に乗り込んで救出するシーンは、ヒッチスタイルのサスペンスのつるべ打ちで、この手の映画好きな方には堪らない一本だと思います。
こういう映画です。まあ、若干演出タッチが古いのでそこが問題ですが、私は大変楽しめました。このマーク・ロブソン監督次作「脱走特急」辺りまでお薦めでしょうか? その次の作品「名誉と栄光のためでなく」だと若干鈍くなっている感じで。又、その次の作品「哀愁の花びら」だと悪い映画ではないのですが、ちょっとね。
そういう意味で、ロブソン監督の持ち味が良く出た映画だと思います。
このブログ作成の為、輸入盤BDを鑑賞しています。画質が良いので購入して良かった。昔はDVD版があったと思いますが、今では廃盤なので。 八点鍾








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