レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「幸せはパリで」(1969)です。
ウォール街で働くハワード(ジャック・レモン)は投資部長に昇進した。その日はオーナー社長ガンサーの高層マンション宅でパーティが開催され、ハワードも招待された。そして、彼は美しいフランス女性カトリーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)に一目惚れ。彼女も夫ガンサーに愛想を突かしており、二人は意気投合してパリで新生活を営むために空港に向かおうとするのだが…
時はニューシネマ全盛期、何かとぼけた様な味のコメディです。監督があの「暴力脱獄」のスチュアート・ローゼンバーグで、ジャック・レモンと全盛期のカトリーヌ・ドヌーブが共演する異色の作品になっています。少し場違いな感じですが。
又、脇が結構良いんですね。ピーター・ローフォード、マーナ・ロイ、シャルル・ボアイエ、サリー・ケラーマン等で、あの"ホット・リップス"がレモンの妻役でなかなか見せてくれます。うーん、美しいです。
全体に緩い作品ですが、一番美しい頃のカトリーヌ・ドヌーブとブレーク前のサリー・ケラーマンを見ることが出来れば、まあハッピーですよね。どちらかと言えばサリー・ケラーマンの方が弾けていたようで。頑張れ、世紀の美女カトリーヌ・ドヌーブ!!
主題歌"エイプリルフール"は、作曲バート・バカラック、ハル・デービツド、歌はディオンヌ・ワーウィック。名曲ですね。では、パリでお幸せに…
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘
追記 ローゼンバーグ監督はやはり「暴力脱獄」「マシンガン・パニック 笑う警官」等の系統ですね。