レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ボーン・レガシー」成功したスパイアクションシリーズ、この作品では決め手はレイチェル・ワイズの足蹴りですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ボーン・レガシー」(2012)です。 映画は、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)がアラスカで特殊訓練を受けているところから始まります。彼はアウトカム計画の参加者だが…

「ダメージ」さざ波が立たないほど静かな家庭に起きた悲劇の映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダメージ」(1992)です。 監督がヌーヴェル・ヴァーグと言っていいのか大御所ルイ・マルなので、そりゃもうとても良く出来た愛欲映画になっています。こってりとした演出で…

「アサルト13 要塞警察」ジョン・カーペンター「要塞警察」リブート作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アサルト13 要塞警察」(2005)です。 この作品は、あのジョン・カーペンター「要塞警察」(1976)のリブートです。「要塞委警察」は地上波で鑑賞した事がありますが、内容は…

「プロフェッショナル」60年代ハリウッド製西部劇は全体に重く、その中で結構イケてるウェスタンですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「プロフェッショナル」(1966)です。 監督は文芸派のリチャード・ブルックス、ほら、この監督のキャリアは「雨の朝巴里に死す」「カラマゾフの兄弟」「熱いトタン屋根の猫」…

「ウォンテッド」プロットは大したことないけど一部のディテールはなかなか見せてくれる映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ウォンティド」(2008)です。 ロシア人の監督、ティムール・ベクマンベトフの作品です。このブログでは、以前日本ではビデオスルーされた「ベンハー」を紹介しています。 …

「ストーカー」予言の映画と言っていい作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ストーカー」(1979)です。 そうです、巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督のSF映画です。彼は、寡作の映像作家でその独特のロングテイクで、素晴らしい映像美を特徴としま…

「MINAMATA ミナマタ」戦争後遺症に悩む写真家が水俣で自分を取り戻す映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「MINAMATA ミナマタ」(2020)です。 映画は、沖縄戦での後遺症に悩むユージン・スミスが、水俣で水俣病患者に出会い、自分を取り戻していくという映画です。 映画としてはま…

「燃えよ剣」私の思いとして『蝦夷共和国』を夢見る男として描いて欲しかったのですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「燃えよ剣」(2021)です。 映画は、五稜郭の戦いで薩長軍へ最後の攻撃をかける前に過去を回想するシーンから始まります。バラガキと呼ばれた頃から浪士組に入り京都へ、池田…

「エル ELLE」イザベル・ユペール魅力全開のブラックコメディですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エル ELLE」(2016)です。 「ロボコップ」「トータル・リコール」のポール・バーホーベン監督作品です。うーん、苦手な監督ですが何か惹かれるんですね。特に今回は、米国…

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」独特の世界観を持つヴァンパイア映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)です。 映画は、サンフランシスコのある建物の一室で、ダニエル(クリスチャン・スレーター)がルイ(ブラッド・ピット)と名乗る…

「リンカーン」合衆国憲法修正第13条を巡る狡猾、非道、容赦ないリンカーン大統領を描く作品ですが…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「リンカーン」(2012)です。 この作品、劇場で見ていた時正直ついて行けませんでした。スピルバーグ作品だから日本人の私でもリンカーン大統領について解り易く描かれているものだと…

番外編「DUNE/デューン 砂の惑星」「最後の決闘裁判」その他 新作の紹介

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日は少し趣向を変えて話題の作品をご紹介したいと思います。 「DUNE/デューン 砂の惑星」 「メッセージ」「ブレードランナー 2049」がたまらなく好きな方は、ぜひご覧になって下さい。リンチ版…

「ヒンデンブルグ」ロバート・ワイズ監督のパニック大作映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ヒンデンブルグ」(1975)です。 懐かしい作品です。丁度この頃、日本映画界はパニック映画が中心で、この作品もパニック映画として公開されたことを覚えています。加えてあ…

「キャリー」 プロム大惨劇を描いたブライアン・デ・パルマ作品のリブートですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「キャリー」(2013)です。スティーヴン・キングの同名の小説を原作としています。 デ・パルマ作品はかなりヒットしたようで、以後彼はスター監督の道を歩んでいきます。最近…

「キャッシュトラック」本格ノワールスリラーの登場、フランス映画「ブルーレクイエム(Le Convoyeur)」のリブート作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「キャッシュトラック」(2021)です。 映画は、"H"と呼ばれる男は、現金輸送会社フォーティコに入社した。男には目的があった。それは、昔この会社の現金輸送車が襲われた時…

「96時間リベンジ」最強親父ブライアン、イスタンブールに登場…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「96時間リベンジ」(2012)です。 映画は、前作でブライアンに撃ち殺されたアルバニアギャングの遺体がアルバニアに到着し、マフィアのボス、ムラドが復讐を誓い、イスタンブ…

「死霊館 悪魔のせいなら無罪」このシリーズも大体演出スタイルが確立しましたが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「死霊館 悪魔のせいなら無罪」(2021)です。 映画は、1980年米国、ウォーレン夫妻は11歳のデビッド・グランツェルの悪魔祓いに参加するところから始まります。悪魔のよって…

「ワールド・ウォー Z」ゾンビ大戦を描いた大作映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワールド・ウオー Z」(2013)です。 いやはや大変な時代になったと思います。この作品、主演ブラッド・ピット、製作費200億円の大作ゾンビ映画なのですから。 元々この手の…

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」米海兵隊の次なる対戦相手はエイリアンですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(2011)です。 米海兵隊がロサンゼルスでエイリアンの組織的攻撃に対峙する映画です。勿論、白兵戦です。米軍は先の大戦で独軍、日本軍と戦い…

「トータル・リコール」21世紀にリブートされた新しい「トータル・リコール」…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「トータル・リコール」(2012)です。 あの「トータル・リコール」(1990)がリブートされていたんですね。今回は約10分程長いディレクターズカット版をご紹介します。監督は「…

「12モンキーズ」2035年から時空を超えてきた男のミッションは…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「12モンキーズ」(1995)です。 フランス製SF短編「ラ・ジュテ」を元にした作品です。監督は「未来世紀ブラジル」「バロン」のテリー・ギリアム、いつものハッタリの効いた映…

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」クレイグボンド、最後の007映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「007/ ノー・タイム・トウ・ダイ」(2021)です。 コロナ禍で公開が遅れていたボンド映画です。映画は、前作の続きから始まります。ヴェスパーの墓参りと訪れたボンドとマド…

「ダンディー少佐」この作品にはペキンパー映画のすべてが詰まっている…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダンディー少佐」(1965)です。 サム・ペキンパー監督の問題作と言っていいでしょう。製作者、主演達とのトラブル、予算超過、作品は大幅にカットされ、以後数年ペキンパー…