レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「パトリオット・ゲーム」トム・クランシー原作の復讐戦を戦う男達の映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パトリオット・ゲーム」(1994)です。 私、知らなかったのですが、クランシーは2013年に亡くなっていました。84年に「レッド・オクトーバーを追え」で文壇に登場した時は、…

「私は確信する」フランスで起きたヴィギエ事件を扱った映画と「スカイライン 逆襲」ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「私は確信する」(2019)です。 法廷映画です。個人的に法廷映画はあまり好きではありません。あのシドニー・ルメット監督「12人の怒れる男」はあまり好きではありません。こ…

「真夜中の刑事/PYTHON357」アラン・コルノー監督のノワールスリラーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「真夜中の刑事 パイソン357」(1976)です。 アラン・コルノー監督は、ノワールスリラーだけでなく文芸物を得意とする監督で、このブログではメルヴィル監督「ギャング」のリ…

「フルメタル・ジャケット」スタンリー・キューブリック監督の独特な味わいのある戦争映画ですが・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フルメタル・ジャケット」(1987)です。 完全主義者スタンリー・キューブリック監督のベトナム戦争を扱った映画です。この作品、構成が凄いと思います。約2時間の映画で前半約50分…

「特攻野郎 Aチーム THE MOVIE」野郎ども !さあ、パーティーだ !! という映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「特攻野郎 Aチーム」(2010)です。 この作品は、TVで好評を得たジョージ・ペパード「特攻野郎 Aチーム」の劇場版です。映画版は、リーアム・ニーソンがハンニバル、ブラッド…

「ズーランダー」おバカな男性ファッションモデルが暗殺事件に係わるコメディ映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ズーランダー」(2001)です。 超おバカな男性ファッションモデル、ズーランダーが大活躍する映画です。ズーランダーを「メリーに首ったけ」でブレークしたベン・スティラー…

「ダイ・ハード /ラスト・デイ」運の悪い男、不死身の男がモスクワで大暴れするのですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013)です。 「ダイ・ハード」(1988)でブレークしたブルース・ウィリス主演のシリーズ第五作です。前述したように今度はモスクワを戦場にし…

「Mank / マンク」傑作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「Mank/マンク」(2020)です。 この作品は、ノワールサスペンスの得意なデビッド・フィンチヤーが監督した脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツの伝記映画です。不勉強な私…

「ナイト・オブ・ザ・スカイ」ミラージュ2000をたっぷり見せてくれるエイビエーションムービーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ナイト・オブ・ザ・スカイ」(2005)です。 もし、あなたが飛行機野郎で、デルタ翼のダッソーミラージュ戦闘機が好きであれば、この作品は大満足な作品となることでしょう。…

「ディア・ハンター」ベトナム戦争で彼らが体験したのは、血みどろのロシアンルーレットという映画ですが...

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ディア・ハンター」(1978)です。 そうです、あの新鋭マイケル・チミノ監督の力作と言った方が良いでしょう。その年のアカデミー賞作品/監督等5部門を受賞した映画です。チ…

「顔役」こだわりの映像と長回し、勝新太郎初監督・主演の刑事映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「顔役」(1971)です。 この作品は邦画で、勝新太郎初監督・主演映画です。勝新太郎は独特の個性、味わいを持った俳優で、間口の狭い高倉健とか三船敏郎とは違い、とても上手…

「時計じかけのオレンジ」ウルトラヴァイオレンス"アレックスドルーグギャング"の映画ですが...

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「時計じかけのオレンジ」(1971)です。 あの「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督のSF社会映画と言って良いでしょう。社会風刺、ブラックコメディと言う味わ…

「ゴーストライター」宙を舞う原稿用紙...ロマン・ポランスキー監督のポリティカルスリラー...

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ゴーストライター」(2010)です。 ロマン・ポランスキー監督のポリティカル・サスペンスです。ヒチコック監督亡き後の"サスペンスの巨匠"と言うと褒め過ぎでしょうか? でも…

「鑑定士と顔のない依頼人」ジェフリー・ラッシュ、練り込まれたプロット、そして美術が・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「鑑定士と顔のない依頼人」(2013)です。 ジョゼッペ・トルナトーレ監督の本当に良く出来たサスペンスミステリー映画です。私は彼の作品は「マレーナ」(2000)しか鑑賞してい…

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」ジャック・ニコルソンとジェシカ・ラング共演のノワール・スリラー

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1981)です。 「ファイブ・イージー・ピーセス」でなかなかの腕前を見せてくれたボブ・ラフェルソン監督、ジャック・ニコルソン、ジェシカ・…

番外編 「女王陛下の007」マーキュリークーガーXR7の競売ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。ところで、オクタン日本版という雑誌をご存知でしょうか? そこに面白い記事が載っていますのでご紹介したいと思います。この雑誌、英国初のクラシックカー雑誌で、その昔、日本がバブル絶頂期の…

「96時間」リーアム・ニーソン演じる世界最強親父がアルバニアマフィアと対決する映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「96時間」(2008)です。 この作品は、パリ旅行に出かけた娘がアルバニアマフィアの人身売買組織に拉致され、元CIA特殊工作員ブライアンが、鬼神如くというか世界最強親父と…

「オブリビオン」AD2077 破壊された地球での対エイリアン戦争映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「オブリビオン」(2013)です。 トム・クルーズ主演、「トロン:レガシー」いいセンスを見せた新鋭ジョセフ・コシンスキー監督のSF映画です。とても良く出来た作品で、特にク…

番外編 2020年米国大統領選と「ロングショット 僕と彼女のありえない恋」とエトセトラ...

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日は映画の紹介ではなく、昨年12月から今年2月初めまでの色々な出来事について思うことを書いてみたいと思います。 少し前、お店の片隅にBD「ロングショット 僕と彼女のありえない恋」がひっそ…

番外編 クリストファー・プラマーさん追悼

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。クリストファー・プラマーさんが亡くなりました。謹んで追悼したいと思います。 本当に素晴らしい英国男優だったと思います。サー・マイケル・ケインと同世代の演技者ですが、ケインはよく主役を…

「大いなる勇者」シドニー・ポラック監督の異色西部劇ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「大いなる勇者」(1972)です。 シドニー・ポラック監督の異色西部劇です。70年代はポラック監督が活躍した時代でした。「ひとりぼっちの青春」からアルデンヌの攻防戦を描い…

「黒衣の刺客」ホウ・シャオシェン監督の武侠映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「黒衣の刺客」(2015)です。 唐の時代の中国。隠娘(スー・チー)は、嘉信の下で暗殺者の修行に励んでいた。腕は立つが情に流されるというのが嘉信の評価であった。 彼女に母…

「博士の異常な愛情」スタンリー・キューブリックの人間に対する深い洞察映画と言って良いと思いますが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「博士の異常な愛情 又は私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったのか」(1964)です。 映画作家スタンリー・キューブリックの傑作というか野心作です。素…

「暗殺の森」カメラーテ(同志) クレリチ、秘密指令 ! クアドリ教授を抹殺せよ 、という映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「暗殺の森」(1970)です。 ベルナルト・ベルトリッチ監督作品で、長編第2作目「革命前夜」でカンヌ映画祭で新評論家賞を得て、この作品で世界的に評価されました。若干29歳…