レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「悪魔の発明」カレル・ゼマン監督のノスタルジック溢れるジュール・ベルヌ原作の映画化…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「悪魔の発明」(1958)です。 映画は、ロック教授は新型爆弾を考案した。彼はサナトリウムで研究をしていたが、教授の研究を知った海賊カラージュとアルティガス伯爵一味に拉…

「潜水艦クルスクの生存者たち」今回は色々な事を考えさせてくれる映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「潜水艦クルスクの生存者たち」(2018)です。 以前ブログに書きましたが、ホーチミンで鑑賞しておりブログにも紹介済みです。 この作品は、2000年8月12日に最新型原潜クルス…

「ステルス」ホンがもう少し良いと志の高い作品になりますが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ステルス」(2005)です。 映画は、対テロ戦の為に米海軍は最新鋭ステルス戦闘機タロンを投入します。更に無人攻撃機EDIも投入するが、作戦飛行中落雷に会い、AIシステムが…

番外編 「BULLET TRAIN ブレットトレイン」日本を舞台にしたサマーシーズンの映画ですが…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブレットトレイン」の予告編です。 夏休みに向けて公開予定の映画です。面白そうな映画です。原作はなんと伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」、ブラッド・ピット、サンドラ・ブロ…

「死刑台のエレベーター」サスペンススリラー作品の古典と言っていい映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「死刑台のエレベーター」(1958)です。 いや、「宇宙戦艦ヤマト」を取り上げてこりゃ拙いと思い、初心に帰ってノワール作品古典の「死刑台のエレベーター」にしました。「現…

「宇宙戦艦ヤマト」実写版「宇宙戦艦ヤマト」SFXシーンはなかなか良いと思いますが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「宇宙戦艦ヤマト」(2010)です。 謎の異星人ガミラスの遊星爆弾攻撃で地球は壊滅寸前。謎の惑星イスカンダルから送られた設計図をもとに蘇る宇宙戦艦ヤマト、イスカンダルに…

「アイ・アム・レジェンド」あの「オメガマン」のリブート映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アイ・アム・レジェンド」(2007)です。 映画は、癌治療薬としてクルピン博士が開発した薬が人類をダークシーカーと呼ばれる怪物に変えてしまった。ネビル博士(ウィル・ス…

「キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズカット版)」サラディン軍団とエルサレム攻防戦、騎士よ! 立ち上がれという映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズカット版)」(2005)です。 映画は、12世紀後半のフランス。鍛冶屋バリアン(オーランド・ブルーム)は、自分は勇敢な騎士ゴッドフリ…

「カジュアリティーズ」本当に糞重い映画ですがデ・パルマ作品なので…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「カジュアリティーズ」(1989)です。 ブライアン・デ・パルマ監督のベトナム戦争を扱った映画です。当時、あの「プラトーン」「フルメタル・ジャケット」「ハンバーガー・ヒ…

番外編 ロバート・エガース監督の新作「ノースマン」の紹介…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。 今日は昨年評判を取った「ライトハウス」のロバート・エガース監督の新作「ノースマン」が米国で間もなく公開されます。予告編が公開されていますので、紹介します。 私にとっては、あの「ライ…

「DUNE/ デューン 砂の惑星」デビッド・リンチ版と比較すると壮大でスタイリッシュな作品…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「DUNE/ デューン 砂の惑星」(2021)です。 ドゥニ・ヴィルヌーブ監督による本格的な叙事詩的SF映画です。大変良く出来たSF映画になっています。「ブレードランナー 2049」も…

「アネット」"太陽は知っている"と"ダンサー・イン・ザ・ダーク"を足して2で割ったような作品…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アネット」(2021)です。 コメディアンと言うよりパフォーマーのヘンリー(アダム・ドライバー)は、オペラ界のスター歌手アン(マリオン・コティヤール)と一緒になり、やがて…

「冷血」1959年米国カンザス州の田舎町で起こったクラター一家4人惨殺事件を追った映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「冷血」(1967)です。 トルーマン・カポーティが1959年米国カンザス州で起こったクラター一家4人惨殺事件を丹念に取材した小説を映画化した作品です。監督はリチャード・ブ…

「ランナウェイ/逃亡者」ロバート・レッドフォード監督・主演のサスペンススリラー

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ランナウェイ/逃亡者」(2012)です。 R・レッドフォード監督主演のサスペンススリラーです。いや、なかなか良く出来た映画で、冒頭スーザン・サランドンの横顔がさり気なく…

番外編 あの「鷲は舞い降りた」原作者ジャック・ヒギンズさん追悼

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。あの傑作「鷲は舞い降りた」の原作者ジャック・ヒギンズさんが亡くなりました。謹んで追悼したいと思います。 先の大戦の敗戦国ドイツ、映画での軍人の描き方は、色々と問題があったと思います。…

番外編 「潜水艦クルスクの生存者たち」ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「潜水艦クルスクの生存者たち」(2018)です。 実はこの映画ですが、ベトナムで公開済みでこのブログでもアップしています。でも、今話題のロシア軍の話ですから、再度アップ…

「ケマダの戦い」ジロ・ポンテコルヴォ+マーロン・ブランドの力作ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ケマダの戦い」(1970)です。 あの「アルジェの戦い」で名を上げたジロ・ポンテコルヴォ監督が名優マーロン・ブランドを起用して作り上げた映画です。ブランドの場合「戦艦…

「ヴォイジャー」ニール・バーガー監督の新作SF映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ヴォイジャー」(2021)です。 2063年、温暖化による食糧危機により大飢饉が発生、人類はある惑星へ調査隊を派遣することになった。その航行に要する日数は86年。訓練を受け…

番外編「オフィサー・アンド・スパイ」紹介 ロマン・ポランスキー監督新作ですが…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日は新作映画の紹介をします。ロマン・ポランスキー監督新作「オフィサー・アンド・スパイ」です。 たまたま「ベルファスト」を見に行った処、大きくポスターが張られていました。6月3日から公開と。嬉…

「ベルファスト」ジム・シェリダンが描くような映画ではなく、ノスタルジー映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ベルファスト」(2021)です。 映画は、ケネス・ブラナー監督の半自伝映画で、北アイルランド問題で揺れるベルファストに住んでいるブラナー一家が、祖父の死を機会にイング…

「風立ちぬ」伊吹おろし吹きすさぶ各務原の大空に舞う九試単座戦闘機…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画はあの「風立ちぬ」(2013)です。 宮崎監督って軍事オタクですね。その昔、「宮崎駿の雑想ノート」と言う漫画でポルシェティーガーVK4501(P)がクルクス戦に登場させた漫画があ…

「パットン大戦車軍団」生れつきの戦争屋パットンの半生ではなくジョージ・C・スコットの気骨さが出た映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パットン大戦車軍団」(1970)です。 そうです、あの米国陸軍で一番勇猛果敢なパットン将軍の映画です。冒頭、巨大な星条旗の前で演説をぶつパットン、極論すればそれだけの…

「ガンパウダー・ミルクシェイク」新鋭ナヴォット・パプシャド監督のガンアクション映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ガンパウダー・ミルクシェイク」(2021)です。最近は、女性がこういうアクション映画でヒロインをやるんですね。 サム(カレン・ギラン)は女殺し屋、腕は立つ。が、ある仕事…

「高校教師」カルチヤー・ギャップに慄く映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「高校教師」(1972)です。 この作品、無精髭を生やしたダニエレ(アラン・ドロン)が北イタリア、リミニの街に臨時高校教員として赴任してくる。教室で美しい女子生徒バニーナ…

「ナイトメア・アリー」デル・トロ監督のとても良く出来たノワール映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ナイトメア・アリー」(2021)です。 不況の米国。スタン(ブラッドリー・クーパー)はある街に流れ着く。そこの見世物小屋で働き、仲良くなったピートから"読心術"を学び、モ…