レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ランナウェイ/逃亡者」(2012)です。
R・レッドフォード監督主演のサスペンススリラーです。いや、なかなか良く出来た映画で、冒頭スーザン・サランドンの横顔がさり気なく映し出されて、いやお年を召していますが、何とも言えないいい顔で、本当に美しいと思います。もうこのショットを一瞥しただけでノレちゃう映画です。勿論、私にとってと言う意味ですが。
「プリティ・ベイビー」「アトランティック・シティ」「ハンガー」「さよならゲーム」「テルマ&ルイーズ」そして「デッドマン・ウォーキング」アカデミー主演女優賞を受賞した「デッドマン…」は素晴らしかった。
映画は、シャロン・ソラーズ(スーザン・サランドン)が夫に私、自首すると告白するところから始まります。彼女はかって"ウェザーマン"という過激組織に属していて30年前銀行襲撃の際守衛殺害容疑で指名手配されていた。シャロンはFBIに拘束される。彼女は弁護士ジム(R・レッドフォード)に弁護を依頼するが、彼もかってその組織に所属していたことを記者に暴かれ、一人娘イザベルを守る為、娘と一緒に姿をくらますという行動を取る。それは娘を守る為にやもう得ず行ったのだった…
こういう誰も死なないサスペンス映画、現実はこんな感じでしょう。いくら映画だから死体の山が出来る映画もありですが。共演も素晴らしくと思います、この作品。ジュリー・クリスティ、シャイア・ラブーフ、リチャード・ジェンキンス、サム・エリオット、スタンリー・トゥッチ、クリス・クーパーそしてニック・ノルティ。
地味でくすんだ作品かもしれませんが、レッドフォードの落ち着いた演出も的を得ており、とても美しいと思います。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾