レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「シン・シティ 復讐の女神」グラフィック・コミックスタイルのノワールスリラー…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「シン・シティ 復讐の女神」(2014)です。

映画は、マーヴ(ミッキー・ローク)がシンシティでドワイト(ジョシュ・ブローリン)と会い、ファムファタール、エヴァ(エヴァ・グリーン)に振り回される話、ギャンブラーのジョニーが上院議員ロワークとギャンブルで対決する話、バーのダンサー、ナンシー(ジェシカ・アルバ)がハーディガン(ブルース・ウィリス)の復讐を成し遂げる話、これらの話が巧みに重なり合っています。

この作品は「シン・シティ」(2005)の続編で、よくある復讐物です。好みで言えば、普通のコミック映画よりこの手のノワールスリラー映画が好きですね。まるでモノクロームを巧く使用し、うまくデフォルメしてパートカラーで、ありえない構図で物語が進んでいく。

ごつごつしたミッキー・ロークを頭にジョシュ・ブローリン、ジョセフ・ゴードン=シヴィット、パワーズ・ブース、ブルース・ウィリス、レイ・オリッタ等男臭い男優達、対してジェシカ・アルバ、ロザリオ・ドーソン、エヴァ・グリーン等女優陣も中々の曲者ぞろいで、私はかなり好きなノワールスリラーです。

特に、エヴァ・グリーンが楽しそうにファムファタールを演じておりセクシーで、うーん、とても美しいです。

登場する車達もキャデラック エルドラド、シボレー コルベット、フォード・ムスタング、珍しやタッカー48も登場する中々の映画に仕上がっています。全体にもう少し物語に深みがあるともう少し志の高い作品になるのですが、これは、まあ致し方ありませんね。監督は前作と同じくロバート・ロドリゲス。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鐘

タッカー48

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