レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編 先人たちの底力 知恵泉 早川雪洲(後編)を見て…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日は本日放映されたNHK 先人たちの先人たちの底力 知恵泉 雪洲(後編)について思いつくことを書き連ねたいと思います。

 

 

TVでは、先の大戦前、早川雪洲と言う男優が聖林(ハリウッド)で大活躍したこと、特にセシル・Bデミル・デミル監督作品「チート」で評判になったこと、その後日系人排斥で欧州に渡り、そこでも評判となるが第二次世界大戦後日本に戻り、その後、デビッド・リーン監督「戦場にかける橋」で再び有名になったこと、妻鶴子との出会い、その後を巧く纏めていました。個人的にとても勉強になりました。

 

私は戦後生まれなので、早川雪洲主演作品を鑑賞したのはあの「戦場にかける橋」が最初で最後でした。映画評論家淀川長治とか双葉十三郎の映画評を時々読んでいたので「東京ジョー」とか「東京暗黒街 竹の家」と言う作品があることは知っていました。ただ、プリントの状態が良くないと思われるので鑑賞して見たいとは思いませんでした。

「戦場にかける橋」もそうですが、あくまでも私の思う処ですが、色々な演技が出来る方、例えば三國連太郎のようにどんな役でも出来るような方ではなく、一本調子の演技ですがそれが個性となって味のある演技が出来る方で三船敏郎もそうなんですが、それが癖になると、何か堪らなく良いんですね。

番組では「東京ジョー」のすこぶるプリントの状態が良い映像が映し出されたので、おっとこれは手に入れて見てみたいなと感じ入った次第です。最近は、レストア技術が進歩しており素晴らしい画質のクラシック映画が鑑賞できます。早川雪洲とハンフリー・ボガートが共演しており、先の大戦後の日本を舞台にしたノワールスリラー、こりゃ、堪りません。見逃す手のありませんね。

探して見ようかな…と感じ入った次第です。    八点鐘

 

 

 

追記 guch63先輩、有難うございます。色々と教えて頂いて。そうそう、トニー・リチャードソン監督作品「大本命」も手に入れましたので、暫くしたらアップします。

 

         B級テイストたっぷりのポスターで何か嬉しい…