レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「フライト・ゲーム」リーアム+ジャウム コラボ第二弾映画ですが・・・

 レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フライト・ゲーム」(2014)です。

f:id:wedplain:20210323084643j:plain

Listal

前作「アンノウン」(2011)から始まるリーアム・ニーソン、ジャウム・コレット=セラコンビ第二弾になります。前作はベルリンを舞台にしたアクションでしたが、今度は旅客機の中での推理アクションです。

 

ビル(リーアム・ニーソン)はエアマーシャル、喫煙者で酒も好きと言う男。ロンドン行きの機が離陸するとトイレに入り、喫煙センサーにガムテープを張り付け、タバコを吸う強者。うーん、リーアムらしくてとても良いですが、普通の方は真似しないように。怒られると思いますし、飛行機が飛行場に引き返したら、損害賠償とかで大変だと思います。

 

旅客機が大西洋上空に差し掛かった時、ビルの携帯にメールが入る。

「口座に1億5000万ドル振り込まないと20分ごとに誰かを殺害する」と。大変今日的な展開で、とても巧いと思います。メール内容をスクリーンにオーパラップさせて。

ビルは、機長とTSA(運輸保安庁)に連絡を入れて指示を仰ぐ。が、指定された口座はビル名義になっており、ビルが疑われる有様。

もう一人の保安官からは騒ぎを起こすなと言われるが、彼は突然トイレと襲ってくる。仕方なく、応戦するして殺してしまう。彼のカバンからは薬物があり、ビルは孤立無援の中、何とかしなければならないともがき始めるのだが・・・

 

とても面白い密室サスペンススリラーになっています。ジャウム監督とリーアムのコンビは本当に素晴らしいと思います。この後「ラン・オールナイト」「トレイン・ミッション」と続くわけですが。

ビルを助けるビジネスの乗客にジュリアン・ムーア、客室乗務員にミッシェル・ドッカリー等。すこし不満を書くとプロットのアウトラインは良いのですが、もう少し脇役の方々を膨らましてもらえるともっとサスペンスフルな映画になると思います。勿論、これは悪役の人達にも言えますが。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。     八点鍾

f:id:wedplain:20210323084730j:plain

Listal

f:id:wedplain:20210323084758j:plain

f:id:wedplain:20210323084819j:plain

f:id:wedplain:20210323084840j:plain

www.youtube.com

www.youtube.com         ジャウマ監督新作予告編(8月公開予定)