レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「アビス」B級SFのような味付けで結構楽しめるジェームズ・キャメロン監督SF海洋サスペンス大作…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アビス」(1989)です。

1994年、カリブ海ケイマン海溝で米海軍原潜「モンタナ」が遭難した。政府は近くで移動式海底石油プラットフォーム「ディープコア」に救助協力を要請する。ディープコアの責任者バド(エド・ハリス)の下にSEAL部隊コフィ大尉が部下と共にやって来る。遭難したモンタナ号の調査を始めると、何やら未知の生命体が現れ、コフィ大尉達SEAL部隊は上層部と連絡を取り、モンタナ号から核弾頭を一基回収し、生命体に対する武器として備え始めるのだった。そんな時、洋上ではハリケーンが訪れ、ディープコアと海上支援船とのケーブルを切り離すことが出来ず、ケーブルクレーンが破損、壊れたクレーンがディープコアに向かって落ちていくのだった…

暑い暑い猛暑日なので、海洋映画が見てみたいと思いこの作品を取れ上げました。「アビス」です。勿論完全版です。ジェームズ・キャメロンらしいB級SFをビックバジェットで取り上げたSF海洋サスペンス作品です。その昔、劇場で見た時より楽しめました。

ディープコアを巡る海洋サスペンスにすれば、この作品もっと志の高い映画になったと思いますが、そこはキャメロン監督、そんな映画すれば金にならないと思い、NTI(非地球型知性体)なる物が登場し、B級アクション、サスペンスの連打となります。

まあ、これが良いのですね。楽しいです。俳優さん達も楽しそうに演じて、後半の見せ場、バドが核弾頭の時限装置を解除する為に液体呼吸装置を備えた潜水服で約6000メートルの深海迄潜水するシーンが迫力たっぷりで、素晴らしいですね。うーん、美しいです。

映画は見世物だと、キャメロン監督は割り切っているのでしょう。下手に深刻ぶって重い映画を作るなんて、馬鹿な事さ。明るく楽しい映画を作り続けることが僕の仕事だよとスクリーンから語りかけているようで、そのスタンスは二重丸ですね。

このブログ作成にDVD完全版を鑑賞しています。             八点鐘

 


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