レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「沈黙の艦隊」世界は日本をどう見ているか知っていますか? 実は潜在的核兵器保有国として…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「沈黙の艦隊」(2023)です。

日本近海で海自潜水艦「やまなみ」が米軍原潜と事故を起こして、「やまなみ」は沈没した。艦長は優れた腕前を有する海江田二等海佐(大沢たかお)が操艦していたので海自二等海佐深町は疑念を持ち、調査を開始する。深町が睨んだ通り事故は虚構で、日本政府が秘かに建造した攻撃原潜「シーバット」に乗り込んで米海軍第七艦隊と共に演習を計画していた。が、彼は突如反乱を起こして米海軍に音響魚雷を放って艦もろ共逃亡するのだった。艦名「やまと」と自身を国家と名のり、ある行動に取るのだった…

かわぐちかいじ氏の有名な漫画を映画化したもので、昨今のロシア、中国、北朝鮮の動きを見てもとてもタイムリーな映画だと私は思います。私は時々この漫画を読んでいたと言うだけで熱心の読者ではありません。思うに、映画は大体のプロットは押さえている感じです。

だから、以前映画化された「空母いぶき」よりは、変に改変していないだけ良く出来ていると思います。SFXもまあ良く出来ていますが、もう少しテンポを好くすればもっと良くなると思うのは私だけではないと思います。

この映画を見ながら、原潜「やまと」は核巡航ミサイルが搭載されて入るかどうかプロットの鍵になっており、米軍側は搭載しているものだと考えて行動しているのが興味深いと思います。

実は、世界では日本を潜在的核兵器保有国と判断していると思われているそうです。理由は、まずプルトニウム47トン保有し、潤沢な資金、技術力、例えば原子力技術、ロケット技術を有しているので、その気になれば原潜もICBMも数年あれば持つだろうと。

但し、現在米国の核の傘で守られているので、米国とどう折り合うかその方が難しいと思いますが。そういう視点で鑑賞すると、なかなか面白い力作だと思います。

但し、サスペンスシーンに過去の回想をインサートする様な編集はどうもね。ハリウッドなら絶対しないけど、サスペンスが死んでしまうので。まあ、かわぐちかいじ氏の漫画のように映画もすこし冗長なのは勘弁して欲しいと思います。 

でも、興味のある方は鑑賞して下さい。結構楽しめると思います。    八点鐘            

 

 

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追記

まずはNHKの民営化、財務省改革(歳入庁設立)、そして憲法改正(抑止力向上)。すべて国民負担を軽くするはずです。Z(財務省)のポチ、岸田首相には荷が重いでしょうね…