レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(2023)です。
映画は、先の大戦末期1944年から始まります。ロンギヌスの槍を奪還すべく忍び込んだインディ(ハリソン・フォード)がひょんなことから強奪された美術品の中からアンティキティラのダイヤルの半分を手に入れる処から始まります。
舞台は変わって1969年、米国は月面着陸した宇宙飛行士の歓迎パレードの中、インディはドイツ系の男達にアンティキティラのダイヤルを狙わられて襲われますが、何とか切り抜けます。ダイヤルは昔の仲間の娘ヘレンに奪われて、タンジールでオークションに賭けられると聞いたインディはタンジールに出かけるのだが…
インディシリーズ新作をようやく鑑賞しました。まさかここ迄続くとは思いませんでした。まあ、マンネリのマンネリ作品ですが、お金と搾り切れるだけ知恵を絞り切っているので、大変面白く退屈はしませんでした。
冒頭の軍用列車での活劇、アポロ計画宇宙飛行士帰還パレードでの追跡、難破船での水中活劇、アルキメデスの墓を巡る脱出劇そしてHe111爆撃機での活劇とテンコ盛りのテンコ盛りでもうお腹一杯。インディのパートナーを演じるヘレナを演じるフィービー・ウォーラー=ブリッジが好いですね、じゃじゃ馬そのもので。対してフォラー博士を演じたマッツ・ミセルケンは、意外に大人しくてがっかりでした。
でも、ご老体に鞭打っての大活躍のハリソン・フォードが痛々しいと見るか、あの年でここ迄やるのかと見るのでは、この作品の評価は違ってくるでしょうね。私は、勿論後者ですが。
この作品を見ていて、いずれ俳優のフェイスをスキャンしてCG画像で本物の俳優なしで映画が製作される時代が直ぐそこまで来ているのだなと感じました。それは良いこともあれば、良くないこと時もあるでしょうね。それは出来れば、インディ・ジョーンズではなく、リック・デッカードとかエレン・リプリーのようなSF映画の方でお目にかかりたいなと思いましたけど。
一つ気になったことは、登場するHe111爆撃機ですが、尾翼が双尾翼になっていたこと。調べてみたけど双尾翼機は無いようでしたが。
インディは永遠ですね… うーん、美しいです。 八点鐘