レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「アラバマ物語」1930年代米南部の黒人青年裁判を扱った作品ですが、子供から見た視点がユニークで…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アラバマ物語」(1962)です。

 

1930年代のアラバマ州メイカムに暮らすフィンチ一家の兄妹ジェムとスカウト(メアリー・バダム)は、子供らしく近くに住むブーという不思議な人物がどんな奴か想像を膨らまして楽しんでいる。そんな時、白人女性が黒人青年に暴行を働いた暴行事件が起き、町の弁護士であるスカウトの父親アスティカ(グレゴリー・ペック)が黒人青年トムの弁護にあたることになった…

結構重い題材の映画ですが、兄妹から見た視点で描かれた映画になっており、そこがとてもユニークで且つかなり重い題材でありながら余り深刻な感じを受けないところが素晴らしいと思います。

物語は更に淡々と進み、黒人青年は残酷なラストを迎え、ジェムとスカウトは普通の子供の様な生活を送りますが、ある事件が起こり、それをブーが迎え撃つ形でラストを締めくくり、ブーをあのロバート・デュヴァルを演じています。余り、好い役じゃありませんが、驚きます。

この映画はグレゴリー・ペックの代表作ともいえる作品で、とても良く出来た映画だと思います。「渚にて」「ナバロンの要塞」「恐怖の岬」「日曜日には鼠を殺せ」等、この時期彼のキャリアにおいて一番充実していた様に私は思います。

「それでも世は開ける」「マンディンゴ」のようなアグレッシブな黒人問題映画作品ではなく、淡々と旨く纏めているところが素晴らしいと思います。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。               八点鍾

 

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