レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ジャンゴ 繋がれざる者」米国奴隷制度を味付けにしたタランティーノ監督の異色ウェスタン…

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012)です。

映画は、ドイツ人賞金稼ぎシュルツ(クリストフ・ヴァルツ)がある賞金首を手に入れた時、黒人奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)を使えそうなので相棒にする。腕を上げるジャンゴ、彼にはある目的があった。それは、生き別れの妻ブルームヒルダを救出することだった。奴隷制を嫌うシュルツはジャンゴの為に力を貸すのだった…

その昔、「ヤコペッティの残酷大陸」と言う映画があり少し話題になったことがありました。この手の映画は好きではないので見ていませんが、欧州、象牙海岸、アメリカの奴隷貿易、動物以下の扱いなどが描写されていたそうです。「マンディンゴ」もダメですが、スピルバーグ監督「アミスタッド」は重い腰を上げて見てみましたが、そんなにグロくありませんが奴隷船の描写が凄くて、でも映画は良く出来ていましたが。

そして、この作品。タランティーノ監督の趣味的なマカロニ風西部劇と言うのか、とても良く出来た西部劇です。主張無く映画の背景として巧く奴隷制度を嵌め込んでいるのが良いと思います。そういう意味で一回り大きくなったような感じで、加えて「続・荒野の用心棒」「怒りの荒野」「殺しが静かにやって来る」の味わいがスクリーンから漂ってくるようで。

登場するスター方々も皆、楽しそうに演技して特にジェイミー・フォックスが良い。「マイアミバイス」より遥かに素晴らしい。凝ったメイクのサミュエル・L・ジャクソンも良いですが。

又、音楽の使い方も冴えていてストックカー映画「ラスト・アメリカン・ヒーロー」で使用されたジム・クロウチ「I Got a Name」の使い方が良いと思います。うーん、美しいです。

と言うわけでご覧になっていない方は是非鑑賞して下さい。楽しめると思います。グロいのダメと言う方にはお薦めしませんが。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。           八点鐘

 

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