レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「戦慄の絆」(2023)です。
今回は、4,5,6話(6話完結)の印象をご紹介します。4話は、エリオットとビヴァリーのご両親が訪ねてくる話で少し退屈です。対して5,6話は、ビヴァリーが体外受精して妊娠する話と並行して、投資家パーカーの出産センターの拡大の話が描かれ、アラバマ屋敷でマリオン医師が紹介されます。そこで17歳、くる病の黒人奴隷少女の話が披露され、それによって産科医療が前進したとか、凄い話です。
そこにはエリオット達共に作家サイラスが立ち会い、パーカーの命によって二人の太鼓持ち記事を書こうとしていた。エリオット達は4っ子の出産に立ち会いますが、エリオットは誤って母体を傷つけてしまう。ビヴァリーは、パーカーから邪魔なエリオットとは関係ないと公表を強いられ、エリオットは絶望の余り身を隠してしまう。不安になったビヴァリーはエリオットを訪ねるのだが…
このお話、全体の印象はやはりエドガー・アラン・ポー「ウィリアム・ウィルソン」でしょう。但し、最先端の生殖医療問題を上手く織り込んで、志の高い作品になっていると思います。レイチェル・ワイズが素晴らしい。怖いぐらいです。
加えて、個人投資家パーカーの描き方が鋭いと思います。リターンが見込めるのであれば何でもやるというようなスタイルが良いですね。うーん、美しいです。
生殖医療とかオーダメイド医療、この分野、興味深いですね。お金があれば投資したいですね。又、今後この手の先端医療技術が国民保険の対象になるとその医療サプライ備品を生産している会社など… こんなことを考えて映画を見ていました。
このブログ作成に作品をVODにて鑑賞しています。 八点鐘
医療サスペンス映画