レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ロスト・ボディ -消失-」ドッペルゲンガーを利用した意外に面白いスペイン製サスペンススリラー…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロスト・ボディ -消失-」(2020)です。

珍しくスペイン映画です。このブログでも時々登場しています。歴史ある国なので時々面白い作品が登場します。

建築家ジェレミー(トマシュ・コット)は、パリでの講演会を終えエアポートに急いでいた時、テセルという若い女性もエアポートに急いでいると頼み込まれて車に乗せることにした。エアポートに着くと彼女はジェレミーに絡むような態度を取り、ある話を聞いて欲しいと3つの話を話し始めた。一つ目は子供の頃嫉妬した同級生を呪い殺したという話、2つ目は数年後エセルはパリに行く。パリの墓場で見つけた若い女性を襲ったこと。そして隙を見て彼女に逃げられてしまった。3つ目は若い女性を見つける為に、エセルはパリを探し回り漸く彼女を見つける。そして彼女の部屋に行くのだが、行き違いがありエセルは持っていたナイフで彼女を刺してしまう。その話を聞いたジェレミーは驚き、自分のある過去を思い出すのだった…

映画の冒頭、ちらりとドミニク・ピノンが登場します。おっ、懐かしいなちゃんと生きていたんだと思いながら見ているとこの作品好いんですね。すこし、パリを舞台にしたポランスキー映画のような味わいがあって、私、彼の作品「テナント/恐怖を借りた男」「赤い航路」「ナインスゲート」「フランテック」を思い出して…

前述したように、この作品、ドッペルゲンガーを巧く利用しています。最近の映画で有名なのは「ファイト・クラブ」とか少し古いのですが「世にも怪奇な物語」の第二話「影を殺した男」でしょうね。

色々と脱線しましたが、なかなか良く出来ています。面白い作品なのでこの手の映画が好きな方はご覧になれば満足されるのでは。監督はキケ・マイロ、エセルを演じたアシーナ・ストラトスはとても巧いと思います。

このブログ作成の為VODにて鑑賞。                八点鐘

 

追記 この作品を知ったのは"あきりんさんのブログ"でした。面白そうなのでずっと捜していたら配信サービスで見つけて鑑賞しました。又、90分程度作品なので肩肘張ることなく楽しめました。

 

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