「コーマ」マイケル・クライトン監督作品 ヒチコックタッチが冴えるサスペンススリラー・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「コーマ」(1978)です。

 

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米国の大病院を舞台にしたサスペンススリラーです。病院を舞台にした作品は色々あります。日本では「白い巨塔(1966)」「チーム・バチスタの栄光(2008)」等、アーサー・ヒーラー監督「ホスピタル(1971)」という作品もありました。

 

でも、この作品は少し毛色が違ってあのマイケル・クライトン(「ジェラシック・パーク」)が眼科医で作家のロビン・クックの同名の小説を映画化したものです。クライトン自身も医師なので、病院内、手術、医療従事者辺りの描写がリアルで生き生きしています。

 

映画は、米国ボストン記念病院に勤務している研修医スーザン(ジュヌヴィエーブ・ビュジョルド)はとても優秀で回診時、病状経過を正確に報告して、主任研修医になれる実力があるのだが、女性だから同僚で恋人マーク(マイケル・ダグラス)の後塵を拝している。

ある時、彼女の友人が妊娠初期の掻爬手術で、麻酔から覚醒せずに脳死、植物人間になる。一般に十万人に一人の割合で発生し、調べると昨年この病院で十件ほど発生している。ここは大病院だから起こるのは仕方がないが、多いのは気になる。おまけに組織適合試験を行っているのも気になる。

 

病理部の医師たちに聞きまくると、一酸化炭素を利用するとうまく脳死を起こすことが出来ると。調べていくとすべて第八手術室で発生しており、その後脳死患者はジェファーソン研究所に送られている。

 

マークとヴァカンスからの帰りにジェファーソン研究所を訪れるが、予約がないので断られる。病院に戻ると保守課の男から離したいことがあるので夜訪ねて欲しいと言われる。そこを訪ねると男が配電盤で感電死し、近くに見られないガスボンベが設置されて、第八手術室まで配管されている。

が、何者かがスーザンを追って来る気配が・・・

 

 丁度、この頃から女性が主人公として活躍する映画が増えてきました。あの「エイリアン」のシガニー・ウィバーのように。

「戦争は終わった(1966)」「1000日のアン(1969)」で有名になったジュヌヴィエーブ・ビュジョルドは知的な顔立ちで、且つ一度決めたらやり抜くという性格をとても上手く体現しています。この役にぴったりだと思います。

 

加えて、クライトン監督のヒチコックタッチが冴えに冴えまくります。後半、深夜の病院に何者かに追われる死体安置所のシーン、不気味なジェファーソン研究所の侵入、脱出シーン、最後の黒幕ジョージが判明するところ、パンティストッキングの使い方等なかなかの腕前を見せてくれます。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。         八点鍾

 

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